2024-01-19

八戸高専自殺未遂事件、1億8500万円の支払い命令控訴和解

(以下全て仮名

石原くんと榊原さんは高1~高2にかけて交際していたが別れ、榊原さんは高3の4月から山田くん交際開始。

高3の5月のこと、榊原さんは「あしたうちくる?」と石原くんにメッセージを送り、石原くんは榊原宅を訪れた。

ベッドに入った榊原さんは「入っていいよ」と石原くんを誘った。

二人は同じベッドでキスをしたり体をさわりあったりはしたものの、セックスまではしなかった。

榊原さんは「石原くんがうちにきてえっちしてきた」と山田くんに報告をした。

息子のスマホを覗いた山田父は、「息子の恋人同級生レイプされた」と誤解をしてしまった。

山田父は学校教師宛に「石原婦女暴行をしているか調査してほしい」と匿名メールを送った。

学校側は石原くんを呼び出して女性不適切な関係を持っていないか問い、彼氏持ちの榊原さんとペッティングした石原くんは曖昧肯定した。

石原くんはレイプを認めた」と知らされた山田父は、匿名Twitterアカウントを作り、石原くんに対し「性犯罪者」「告発する」とDMを送った。

山田父は素性を明かして学年主任の沢村先生に会い、榊原さんを守ってあげてほしいと頼み込んだ。

沢村先生石原くんを呼び出し、榊原さんにやったことは犯罪である榊原さんに付き纏わないようにと厳しく指導した。

山田父は榊原さんと面談自分事情を知っており味方である旨伝え、榊原さんは非常にうろたえ何も言わなかったが山田父はそれ以上問い詰めなかった。

また山田父は石原くんに対しても名乗った上での直接の面談を求めるメールを送った。

石原くんは「今日僕が死んだのであれば、原因は沢村と山田父にある。この二人は僕を犯罪者に仕立て上げた」と遺書を残し高さ30メートルの橋から飛び降りた。

幸いにも命は留めたが、下半身麻痺により車椅子生活余儀なくされ排泄障害も発生した。

石原くんと事情を知った両親は、高専山田父と榊原さんに連帯で1億9700万円を求め提訴した。

裁判過程で、榊原さんは未成年であり事態の進展から蚊帳の外であったため外された。

結果、高専山田父に対して1億8500万円の支払い命令が下された。

高専控訴し、今月になって和解が成立したという。

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