前々から冷蔵庫の結露が酷かったが、引っ越し後新居で使い始めてから輪をかけてひどくなった。野菜室の奥が、常に水浸しの状態に。
引っ越しの搬入でなにかおかしくなったのかと思い、訪問修理に来てもらった。
「使い方がほとんどの原因だと思いますね。ちょっと今最悪な感じです」
と一蹴。そして正しい使い方を伝授され、実践したところピタッと結露が収まった。修理屋さん来てもらってしまってすみませんでした。
冷蔵庫の結露は密閉が保たれていないことにより、空気中の水分が凝縮することで起こる。この「密閉」が、目で見て思うよりも全然保たれていなかったのだ。
冷蔵庫の結露が気になっている人がいたら、修理の依頼をする前に下記を試してほしい。
ちょっとはみ出しているくらいが一番良くない。あんまりせり出しているとドア自体閉まらなくなるのでその状態で放置はできないが、ちょっとはみ出ていて、ドアポケットのものと少し触れているけど目で見てドアは閉まっているから大丈夫という使い方をしている人はいるんじゃないだろうか。実はこのときに、目に見えないレベルでドアが微妙に開いて、密閉が保たれなくなる可能性があるのだ。
実は、引越したあとに100均のプラスチックケースを整頓のために庫内に導入し、それらが見事に棚板より前にせり出していたのだ。それで引越し後に結露がひどくなったわけだ。引っ越し屋さん疑ってすみませんでした。
ドアポケットにパックの牛乳など背の高いものを入れている場合、前後に分かれているなら後ろへ(前だと本体側の物を押してしまう可能性)。ちなみにドアポケットの前につけるチューブ調味料ホルダーみたいなのも良くない。とにかくメーカー規定の収納限界を守ること。
上の段が持ち上がるような詰め込み方はNG。また、食品を容れているビニール袋の端がはみ出しがち。くるくる巻いて、結び目側を下にしてしまうとよい。
冷蔵庫が結露するとパッキンに黒カビが発生することがある。それを放置しているとパッキンの性能も落ち、更に結露が起きやすくなって悪循環となる。
修理屋さんは穏やかに説明してくれたが、内心「またこの手の客かよ…」と呆れていたかもしれない。説明書を読めばこの辺の注意事項はあらかた書いてあるのだろうが、本当に食品を痛めるし電気代ももったいない使い方をしたと反省している(猛暑越しちゃったよ…)。
ためになりますやで