女は妊娠中あらゆるケアがなされて良いなと思う。出産そのものやつわりは大変だとは思うが、医療的なケアや社会保険、就業先の制度などに守られる。現実的に体調が悪いのだから同情される。他方で、その配偶者は悲惨。育児や家事に関わろうとする男ほど損をする。妻や上の子のケアで、仕事や客との会食が免除されるわけではなく、夕方に帰って子の世話をして深夜また仕事をして、どうしても外せない会食の時は子どもはほぼ放置され、心苦しい。休みの日も上の子を外に連れ出して、飯を食わせて、空き時間には炊事、洗濯。隙間で勉強や仕事、たまに趣味。中距離に住む夫側の母親に支援(子どもがただ危なくないように見ておいてもらえるだけでも夫は休めるし質の高い時間の使い方ができる)を頼もうものなら、妻への配慮が足りないと言われ、時間極の家政婦を雇おうとすれば、他人を家にあげたくないなどという。例えば、つわりで家事のイニシアチブが取れないう状況なら、どう家事を収めるかは夫側の範疇の話だと思うが、感情的になって議論が成立しない。遠距離の妻側の母は中々来てくれないし、そもそも、それも同じく夫への配慮が足りないと思う。つまり、義理の母と短期間でも一緒に生活するのが嫌だというわけではなく、当然のようにそれが選択されるというのは諸々成り立たせようと努力してる夫に対して失礼ではないかと思うのだ。身体のケアは女女にしかできないという言説もあるが、それは既に医療的に十分なケアがなされているので、マジで手厚いなと感じてしまう。女女の親子関係や姉妹関係は、往々にして、それらが周辺部にどういう影響を与えるかの配慮・検討が一切免除され、夫がいかにギリギリで頑張って生活を成り立たせていたとしても、努力が足りない、まだまだね、という雰囲気で人の家庭に踏み込んでくる印象がある。中々これは表立って言えることではないけれど。ということで、そもそも何もやらない、俺は何もできないぞ、みたいな態度を堂々と取れる男の方が結局は得だと思う。おまえ家事できないの?じゃ、はやく母さん呼べよ、みたいなね。そんな男今どき結婚できないぞとか言われつつも、周りを見ると普通に結婚しているのである。国家・社会も、共働き、男も育児をとか言って、家庭に諸々を押し付けるのであれば男側のケアもちゃんとして欲しいと思う今日この頃。
オマエは夫じゃねー、カネと手間のかかる大きい子供だよ