介護の現場はコロナに戦々恐々としてますが、8月に入り本格的に熱くなってきて熱中症が怖い時期に来ました。
高齢者の方は人によっては水分摂取量が低く、熱中症のリスクが高い場合もあり気が抜けません。
施設ならば24時間職員がおり、空調も完備していますが、自宅だとそういうわけにも行きません。
時折、ニュースで熱中症になり亡くなられる高齢者の方を見ると心を痛めます。
少しでもそういう方が少なくなるように、情報共有を出来たらいいな、と思って書いてます。
誤字脱字は多いと思いますが、ご容赦ください。
本題。
高齢者の方は真夏日よりも真夏日の数日後に熱中症になることが多いです。
なので、真夏日にも気を付けてほしいですが、その後、数日間も気を付けた方がいいです。
これは、高齢者の方は若い人に比べると体に篭った熱を出す能力が加齢により衰えているからです。
そのため、体内に熱が残り続けてしまい、ゆっくりと熱中症になることがあります。
なので、汗をかきやすいように水分を多めにとってもらうことが必要になってきます。
熱中症にならないためにはできるだけ涼しい部屋にいてもらう方がいいです。
それが例えば節電意識からくるものであれば、説得をしてもらう必要がありますが、中には「寒い」と言って嫌ってる人もいます。
高齢者の人は若い人に比べると皮下脂肪を貯めることができません。
同じような体格、体重でも若い人に比べると高齢者の方のほうが骨ばったように見えるのは、ひとえに皮下脂肪の差が大きいです。
皮下脂肪が少ないと寒さがより強く感じられ、対して、暑さには鈍くなってきます。
特にクーラーの冷たい風が直接肌に当たるような環境だと、若い人が思っている以上に寒く感じてしまいます。
この場合、風が高齢者の方に当たらないようにする配慮が必要になります。
温度設定をあまり低くせず、風の向きを一番上にして置いたり、あるいは一番下にしたり等々。
私がよくやるのは、ドアを開けっぱなしにして隣の部屋でクーラーをかけることです。
効率を重視してドア付近に扇風機を置くこともありますが、その風が当たると本末転倒なので部屋にいないときにした方がいいかもしれません。
しかし、高齢者の方の中にはあまり水分を取られない人もいます。
人によっては味の好みで飲む回数が変わったりするので、本人の好みを把握するのも大事です。
私がこれまで見てきた方では、甘いジュースを好む人、コーヒーを好む人、エナジードリンクが好きな人(⁉)等々、いろんな人がいました
※エナジードリンク系統は人によっては体に強い負担となるので事前にお医者さん等にご相談ください。
また、一度に飲んでもらうのではなく、目の前にコップを置いておいて、声掛けしながらこまめに飲んでもらう、という手段もあります。
一度に飲んでも体に吸収される水分量は決まっているらしいので、こちらの方が効果的かもしれません。
私が施設で気を付けているのはこれくらいでしょうか。
これをすれば熱中症にならない! とまでは言えませんが、予防としては効果的なのではないか、と思います。