親ガチャって言葉があるけど、傍から見たら私はそこそこの当たりを引いたと思われてるんだと思う。
それなりに余裕のある暮らしをさせてもらえて、行きたい大学にも行かせてもらった。(卒業はできなかったけど)
習い事や塾の類いは通ったことがないけど、私がやりたいと望めばきっと叶えてくれたと思う。
それでも私は親ガチャには失敗したと思っている。
「あんたじゃ無理なんじゃない?」
「ほんとにできんの?」
褒められたことより、否定されたことのほうがずっとずっと多かった。
そのくせ「やって見なきゃわかんないじゃん」とか言うんだから始末が悪い。
そうやって萎んだ自己を肯定する力を回復させられないまま、20代後半に差し掛かってしまった。
今は3ヶ月ぐらいニートを続けている。
一人暮らしの家の家賃や光熱費はすべてその親が払ってくれている。
それには本当に感謝しているし、それこそ傍から見れば恵まれていると思われるんだろうなと思う。
たぶんここまで書いた文章を誰かが読んだとしても「甘えるな」「そんなことで親ガチャ失敗とか言われても」って思われるんだろうな。
母は長いこと父との離婚を考えていて、父を心底嫌いな様子だった。
幼い頃からずっと愚痴や悪口を聞かされるうちに、私も父のことが嫌いになった。(それを差し引いても父はまあまあ嫌な奴ではあると思う、けどそれがなきゃここまでの嫌悪にはならなかったと思う)
今でも母と電話をするときは父が寝静まった後や父のいないタイミングを狙う。
私をこうした母と今でも仲良く連絡を取り合って、一緒にどこかへ出かけたりするのは大きな矛盾だと自分でも思う。
母がやってきたことを加害だとするなら、私はさっさと自立して逃げた方が良い。
それでも私は自分の生活、ひいては人生の不安に耐えられなくてそれもできない。
そんな堂々巡りの思考の先にある答えは、自分が消えることだけ。
どんな壁にぶち当たっても、死ぬこと以外の解決策が分からない。
そもそもこの世に生まれてさえこなければ、こんな風に思うこともなかったのだから、私の存在ごと全部なかったことになればいい。
うんち
逃げてうまくいかなかったら消えようぐらいの気持ちで生きるのがいい 自分はそれで親から逃げて今そこそこ幸せに生きてるよ