https://twitter.com/smasuda/status/1529736482797531136?t=cG0wDOuC_8WntwPOawvGcw&s=19
とは言っても俺は専門的には門外漢で資料的価値について語ることはできないので、代わりに遊びにいったときの話をする。
俺自身は声優のライブならいきます!音楽の知識はありませんという人間だから、恐らく残されるだろう数少ない楽器を見てうぉーすげー!とはぜんっぜんならなかった。
ただ、民族楽器のコーナー(こっちは残らない、下手すれば燃えるゴミになる)はすごい面白かった。
例えば管楽器のコーナー。
ミャンマーとかヒマラヤ山脈より東の地域はスラッとまっすぐな木製なんだけど、西の地域だったり北アメリカだったりは大きく反り曲がったりでこぼこしたりしてる。
これは何でかって言ったら竹が原生してるのかどうかなんだって。
地理的要因が地域の文化や文明にどう影響を与えるのかを明確に示し一望できるのはこの資料館ぐらいなんじゃないだろうか。
「まだ」HPでは資料館の紹介はされており、管楽器の展示風景も写真で確認できる。
もしよければ一度見てもらえればと思う。
https://www.daion.ac.jp/campus/museum/
ちなみに竹がない地域は骨や角から髄液を抜き取ったものを加工して楽器にしたから反り曲がったりでこぼこなのらしい、こういった話は学芸員のおじさんから聞いた。
そう学芸員のおじさん、これだけではなくいろんなことを教え、体験(!)をさせてくれた。
様々な知識を実践の中で教えてくれて単純に感謝の気持ちもあれば、あくまで自分の興味が持てる視点でしか見れない自分に当時は少し恥ずかしい気もした。
今の大学のトレンドは、官民との共同研究とそれに連なる形での実践学習だ。
「実学教育!」なんてファミマで腐るほど流れてるけどその結果がこれなのか。
俺が経験したような「実践」を、未来の音楽家たちに学んでもらう場を残すことは大きな価値があるはずだ。
また先に書いた通り音楽だけに留まらず、文化が何に影響を受けるのかを具体的に証明している証拠としての価値も非常に大きい。
最初のツイートの続きにかかれてる通り近くの空き校舎を利用することもできるはずだし、設立している豊中市は松本氏を名誉市民にするなど音楽文化に対して興味も大きい。
どのようにこの貴重な資料館をできる限り同じ形で存続していくのかについての議論を、大阪音楽大学理事の方々には深めてもらいたい。