凍結屋とは、依頼してお金を払うとTwitterのアカウントを凍結に追い込んでもらえるというサービスである。
そのニュースを見て私は依頼してみることにした。
それが誹謗中傷スレスレのやり方だったので対処の仕様がなかった。
よくこういうことに対して「気にしないのが一番!」「嫌がらせする人は不幸なんだよ」とか
慰めの言葉がネットにたくさん落ちているが、それらは一切私を救わなかった。
Twitterで嫌がらせをしてくるという事実自体をどうにかしたかったので、
凍結屋という存在は私の救いに見えて仕方なかった。
違法行為だとわかりつつも。
いろいろ調べてみると、凍結屋は自分から凍結屋と名乗っているわけではなく、
調べたらわかるという感じだった。
被害に合われた方がご丁寧に凍結屋のアカウント名を書いていたので、
私は「貴方は凍結屋ですか、もしそうならお願いしたいアカウントがあります。
料金と支払い方法を教えてください」と送った。
「Hi」
「paypay 10000yen」
というような簡素な返事が届いた。
やり取りを続けていると向こうは日本語もわかるようだった。
ただ私にとってはどちらでもいい話なので、
まずはpaypayのアカウントを取ることにした。
私は何をやっているんだろう、と思う。
緊張感や罪悪感がありつつも
凍結してもらえると考えるとどうしても手を止められない。
支払いしてください」
と連絡が。
QRコードにアクセスすると、相手のアカウントらしきものが出てくる。
かなり胡散臭い。
引き返すなら今だぞ、とも思う。
ただ私は騙されてもいい、騙されたなら1万円は授業料。
それよりも凍結してもらえる確率が少しでもあるならそれに賭けたいという気持ちの方が強かった。
「OK」
と受領の連絡が来る。
凍結はされていない。
ああやっぱり私騙されたんだ、とここでようやく実感した。
平常運転なのがよっぽど辛かった。
そして、違法行為に加担しなくてすんだというような安堵感もあった。
自分自身の気持ちを何とかしなくちゃいけないということを学んだ気がする。
私が学んだのは
・凍結屋は詐欺
・paypayは便利
のふたつだった。
折角なのでpaypayをこれから利用してキャッシュレス生活を
始めることにした。
・実際に凍結屋からDMが来て脅されて、その後凍結された人がいる
・ニュースになってからTwitter社が対策しているとはいえ、それでも凍結された人がいる(やまもといちろう氏など)
・私のように凍結屋は詐欺だと報告している人が他にいない
ということはどこかに本物の凍結屋がいるということなのだろうか?
それは不明だが、私は騙された。
私が完全に悪いのだが、注意喚起になればと思い書いてみました。
ツィッターなんかするから一万円も損するんだ 増田から浮気するな(´・ω・`)
本物の凍結屋はもちろんいます paypayで5000払えば教えます