意外と忘れられがちだが法的に手書きまたは印字出力を要求する書類は多く、改正には政令場合によっては法改正まで必要な時がある。
こうなると印字前提で、フォームだけ出力できればよいとなる。
神エクセルが横行しやすい申請業務について、そもそも申請者はコンピューターに明るいとは限らない。
コンピューターで申請するというだけですぐに拒否感を示す人が多い。業種にもよるが手書きでできるなら手書きにしたいところが多いのも事実。
数年前国土交通省がやっていたとある補助金業務で完全電子化を図ったケースがあったが、不評すぎて結局電子申請と紙申請のハイブリッドになってしまったことがある。
事務局はよくやっていてもこの有様だ。
神エクセル書類は概ね郵送を想定される書類で多く用いられる傾向が多い。少なくてもこちらの現場ではそうだ。
神エクセルは一枚の書類に情報を圧縮できる。視認性が低いかもしれないが、郵送費用は圧縮できるのだ。
郵送先が万オーダーになってくると郵送費用も馬鹿にならない。電子メールならその点費用が安いと思うかもしれないが添付ファイル容量制限もあるし
電子メールに一定の署名を導入するソフトの導入費用はどこから出るのって話にもなる。最近になって印紙税を浮かすために電子契約を用いるようになっているが普及はまだ先。
一マスあたりに文字を入れさせるケースでは、最大文字数をコンピューター弱者にも即理解できるというメリットがあり、全部記載してもらえば
少なくても不正規データは減らせる。 電子申請の場合この部分をいちいち実装しないといけない。
フォームでどうこうっていう気持ちもわかるが、フォームで入力しても問題ない程度に設問内容を最適化しないといけない。