不動産以上に安物買いの銭失いという言葉がふさわしい業界はないんじゃないかと思う。
その中でも一番の安物買いが家賃。
資産を抱える必要がない分身軽だけど、減っていくばかりで残るものが何もない。
都内で家賃12万を超えてくるようであれば、迷わず家を買うことをおすすめする。
コロナが終わってウッドショックが回復したら土地は一気に上る。停滞感のある今だからこそ建築費用を多少上乗せしても土地を買うべき。
当然資金のハードルは高くなる。でもそれはつまり、競合が少ないということでもある。
出回っている安価な物件に飛びつくのではなく、足で稼いで掘り出し物を見つけるのがコツ。
間違ってもバンバンテレビCMを流しているような不動産に声を掛けてはだめ。
あいつらは買い手がつかないような不良物件に無理やりウワモノを乗せて目新しさや他との価格比較で安いと思わせようとしているだけ。
まさに買ったが最後、買い手のつかないババ抜き物件を押し付けられてしまう。
センチュリーは個人経営の集まりなので別。もちろんすべてが大丈夫とは言わない。
地元民が多いような場所柄だと、非公開物件といって、付き合いの長い不動産に売買を任せるような人が多かったりする。
相続とかで早急に現金化したいような人が出てきたりするときがチャンス。
そのためにアホみたいな郊外にアホみたいな価格で家を買って、アホみたいに時間を掛けて通勤して、子供にもアホみたいな通学時間を背負わせるのは生涯かけて損失が多すぎる。
地元の公立学校なんかに子供が通ってしまった日には地獄。一生負け組。
今なんかカーシェアで十分だから駐車場ビルトインにする必要もないから10坪で十分に家が建つ。
それでもマンションよりよっぽど快適だよ。
郊外の駅前より23区内の駅から徒歩15分。できれば山手線の駅から徒歩40分以内。
ただし、少なくとも向こう20年は運用できないことは覚悟しておくべき。
要するに持ち家信仰は確かにクソだけど、負け確定ゲームなんかじゃ全然ないってこと。
無駄金余らせて浪費するよりよっぽど堅実ってことだ。