2021-06-06

東京五輪は何のためにやるのか

契約を確かに履行する国であることの証明」、これ一点である

資源もない、技術もない、外交力もない、金もない、学力は長期低下、スポーツも主要競技万年二線級、政治家与野党ともに利権忖度だらけで国民そっちのけ…

そんな日本が唯一世から賞賛されているのは、契約履行に対しては極めて遵守意識が高いことだ。

例えばサッカープロリーグでは、契約通りに給料を払うのは日本Jリーグくらいだという。額面は決して高くないが、給料が決まった日に確実に支払われることを魅力とみて日本に来る外国人選手は珍しくない。元名古屋ストイコビッチが長く名古屋に居てくれたのはそのためで、「ある日社長に呼ばれたから何事かと思ったら、事務ミス給料振込が1日遅れるという謝罪だった。なんの問題もなかったよ」という笑い話が実在する。

昨年のコロナ禍でもJリーグクラブ給料不払いは一件も出なかった。J2以下も含めて。日本は如何に契約履行を重視してるかの好例だろう。逆に海外から高額オファーをもらって意気揚々日本から出ていくも、現地で不払い食らって右往左往する事例は多数ある。最近だとA代表浅野現在進行形で食らっている。

中国東南アジア中東欧州などは契約書は参考程度にしかならず、契約通りに金を払ってくれたり任務遂行してくれることのほうが少ない。例えば二週間の作業委託した場合、二週間で半分くらいしか終わってなくても平気で作業を打ち切られるのが普通だ。

契約不履行が当たり前の世界にあって、契約を何としても履行する日本はそれだけで特筆すべき価値があるのだ。だから日本はいまだに先進国扱いしてもらえてると言ってよい。

が、仮に五輪を中止してしまうと、その価値ゼロになってしまう。

資源もない、技術もない、学力もない、金もない、契約も守らない…

そんな国、誰が相手してくれるのだろうか。

  • 仮に、万が一にも、そんな理由を第一目的にして東京五輪開催したとなると、日本は損得勘定も出来ず主体性もないカモだと世界中から思われるだけだ。

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