友人の結婚式の披露宴に参加した時、最後にムービーの上映があった。
その日の新郎新婦や参加者の姿を写して編集して音楽を付ける。披露宴中に撮影したものを披露宴中に編集して披露宴の最後に上映する。プロすごい。
なにより感心したのが、1カット以外私の顔が写り込まないようになっていたことだった。3人並んでたシーンで横の美人2人(と私のドレスが見切れたもの)がごくごく自然に写っていたり、後頭部や背中のみだったり。
プロのメイクをもってしても見るに耐えない顔であることを自覚してたつもりだったけど、披露宴というハレの日の記録に残ってしまうには相応しくない顔だと式場側に判断されたというのはいい意味でハッとした。辛うじて1カット(10名くらいの集合写真)は入れるという配慮もすごい。1カットもなく存在を消されたらさすがにまぁまぁ傷付くけども、可能な限り映さないというのはブスへの最適解なんじゃないだろうか。※個人の感想
そしてそんな、客観的に見てブスであるという証明映像にとても勇気が出た。普段友人たちは(そもそも他人の顔面の話を私の前でしないけど、)私を「ブスじゃないよ、普通だよ」と言ってくれてて、逆方向への自意識過剰なんじゃないかと不安に思ってたりしたのだけど、全然そんなことなかった。私の美的感覚は友人たちと別にズレてなかったし、顔面を知ってる人からセクハラを受けたことが全くない事実ともちゃんと合致した(電車痴漢には遭う)。安心した。あと友人みんな優しいんだって改めて気付いた。いつもありがとう。気を遣わせてすみません。
いやしかし本当に式場のムービーサービスすごい。短時間で見栄えの良い素材の取捨選択する一方、取りこぼしはないようにする配慮は本当に見事でしかない。プロすごい。これからもぜひぜひお仕事頑張ってください。