n=1と思ってもらえれば。
自分は「そうでない側」という雰囲気をどことなく感じ取っていた。
そんな雰囲気を感じつつも、仲の良い友達と休み時間に漫画の話をするのが楽しかったので、傷つきはしたが深くは悩まなかった。
自分の顔、特に一重をコンプレックスに感じたのは化粧を覚えた頃だった。
高校生になると、化粧をする子が増えた。
学校では眉毛を整えたり、リップを塗ったりする程度でも、休みの日はバッチリメイクをして出かけたりした。
一重の化粧もオマケ程度に載っていたが、自分の目より大きい一重で全然参考にならなかった。
(なんなら、奥二重だよね?って人も混ざっていた)
アイラインを引いて、目を大きくみせよう!って一文が本当に意味がわからなかった。
私の場合、細くアイラインを引いたら見えないし、見えるくらい極太ラインだと目を閉じた時に変。
二重幅にアイシャドウを塗ろう!って言われても二重幅ないし。
一重でもアイシャドウ塗れば瞬きした時に見えるだろうけど、鏡でみた時にアイシャドウが見えないから塗ってもつまらなかった。
アイラン同様、ガッツリ塗ればアイシャドウも見えるけど、雑誌の二重メイクと比べると変だな、という仕上がりだった。
メディアで取り上げられる美女はみんな二重だし、化粧のモデルもみんな二重。
大体が奥二重だし、この人たちもぱっちり二重になったらもっと美女じゃん、という感想しかもてなかった。
高校生の頃、アイプチと出会ってから、休みの日は毎日アイプチした。
(アイプチ20分、アイプチが崩れないように目周りの濃い目の化粧がメイン。アイプチがとれたらやり直し)
すれ違う人が二重かどうか、アイプチをしているかどうか、無意識でチェックしてた。
飲食店やスーパーの店員さんでアイプチの人を見つけるとほっとした。
一重に悩むのを辞めたくて、整形(埋没法)をした。
(当たり前だが親にバレたし、悲しそうな顔はされたが、何も言われなかった)
化粧の時間が30分になった。
アイプチを考慮しなくて良くなったので、自分がしたいと思う化粧ができるようになった。
アイプチがとれていないか、何度も鏡を確認しなくても良くなった。
鏡に映る自分の姿を見るたびに、なんで二重じゃないんだろう、と思わなくて良くなった。
人の目をみて話せるようになった。
アイプチがバレるのが嫌で、目を隠したり、角度を気にしなくて良くなったので
人と話すのが本当に本当に楽になった。
鼻は低いし、輪郭も丸いけど、二重になったらもうどうでも良くなった。
心配されがちな、整形を繰り返すようなことにはならなかった。
今となっては一重で悩んでた時間ってなんだったんだろう・・・と思う。
だから一重で悩んでいる人は、さっさと二重にした方がいいと思っている。
繋げておきますね 整形がマナーになって欲しくない (anond:20200831233110)
大草原の小さなうんち