2020-07-26

卒論が書けない

Fラン地方大4年。タイトルの通り卒論が書けない。

年末提出の卒業論文で、ゼミの同輩は既に計画書を仕上げて調査に入っているのに、自分は未だに研究目的すらも書けないままでいる。

2週間に1度回ってくる進捗報告に向けて資料を仕上げて、教授に困った顔をされて、「今の研究目的にはこんな問題がある、研究根本に関わる問題なので、自分で改めてきちんと検討して」と言われる。言われたことについて考えて、資料を作る。ダメ出しが来る。また直す。ダメ出し。直す。ダメ出し。その繰り返し。

教授に言われた点について検討しなおすたびに研究の内容が微妙に変わっていって、教授にも「こいつは一体なにがしたいんだ?」と思われている感じがする。

今まで「自分でもう一度考えてみて」だったのが、ついに「先行論を急いで見直して」になった。

4年の夏、提出まであと半年タイミングで、先行論読んでって…………。優くて世話焼きな教授にそんなことを言わせるようなゴミみたいな資料を作ってしまったんだと、情けない気持ちになった。泣きながら資料作って、先行論も色々読んできて、それでもこの時期に到達すべき水準には届かなかった。

自分で言うのも変な話だが、学内では優秀な方だった。自分卒業論文を立派に書いて、晴れ晴れとした気持ち学内大学院に進学するのだと思っていた。

増田さんなら大丈夫」と色んな人に言われていた。でもきっと今、誰よりも卒業論文が進んでいないのは私だ。

研究って楽しそう、と思っていた。Fラン地方大にしか入れなかった時点で学者にはなれないだろうけれども、自分なりに課題を見つけて、それを追求できるんだ!とワクワクした気持ちで進級した。卒業論文こそ躓いているけれど大学勉強はとても楽しくて、大学院への進学を目指そうと決めたときも迷いはなかった。

まさか卒業論文すら書けないとは。学部卒業できるのかという心配をしなくてはならない程度の頭で、大学院進学なんて宣った自分傲慢さに吐き気がする。

ゼミの同輩に愚痴ってみても、「いや、増田なら大丈夫でしょ」と言われる。何も大丈夫じゃない。

卒業論文研究目的すらも書けない有様なら、もう大学なんて辞めてしまいたい。いやもう4年生になってしまったので、今更辞める訳にもいかず泣きながらゴミみたいな論文を書くことになるのだろうとは思うけれども。

以前に読んだ先行論を見返しているとき自分が数週間前の資料に書いていた問題意識と丸ごと同じことが書かれているのを見つけて、もう嫌になった。

いつ教授に「今のテーマは諦めましょう」「来年までかけてゆっくり頑張ってみませんか?」と言われるのか、あるいは呆れ顔で見捨てられるのか。夜になると、そればかり考えている。資料を読んでいると不安が膨らんで文字が頭に入らなくなる。資料作成していると死にたくなったり、大学辞めたいなと思ったりする。ここまで来てしまったら辞めないし、なんだかんだ死にたいと思うだけで死なないんだろうと思うけれども。

そこそこ大規模な調査が要るテーマなので、研究目的で足踏みすることが許されるのも残り1ヶ月くらいだろうと思う。時間猶予がクソほどない。

辛い辛いと言いつつも食欲はあるし睡眠も取れているから、私が辛いのはきっと甘えでしかない。私がこうしてクソ読みにくい愚痴を書いている間にも、みんなは卒業論文の準備をしているのだろう。結局その積み重ねだ。私はきっとインターネット愚痴を書き散らして、論文を前に「目が滑る……」なんて言いながら、真っ白なWordをどうにか埋めて、そしてまた振り出しに戻ることになる。その間にも皆は教授に指摘された点を直し、調査分析を行っている。差が開く。追いつけなくなる。自業自得。おわり。

書いたらちょっとスッキリしたので、また先行論を見直してくる。

破滅まで一直線だ。いっそ破滅したら心置きなく全部台無しにできるのにな~。

  • 調査がある系の分野か。出向くタイプだったら今年は大変だね。自分も卒論書いているが、書こうとすればするほど自分の卒論が無意味に思え打ちのめされている。

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