「なんの役に立つのか」
「世の中では人気がないみたいだ」
「悪趣味だと思われたらどうしよう」
そんなものは本当の好きではないんだ。
過去でもなく現在でもなく、ただ一心に未来だけを見据えているから、それができるんだ。
それをそんじょそこらの新興宗教などの安っぽい信仰などと一緒にしてはいけない。
なんら好きを持たない人々には信仰と信念の違いが分からず、簡単にオタクを蔑む。
だが、オタクはそんなことでめげたりしない。
そこがまた、オタクのすごいところだ。
高い次元の戦いでは、一瞬の躊躇の差が明暗を分けることも多々ある。
そうした意味では上を目指すなら、オタクでなければ論外と言っても過言でない。
普通の人々はもっと、オタクからモチベーションアップの方法を学ぶべきだ。
冷静に考えてみるとオタク知識が義務教育になってないのがおかしいぐらいだ。
ジャンルを問わずあらゆす分野の競争でなにより大切なのがモチベーションの有無だ。
世間は平等などと綺麗事を言うが競争社会はますます激しくなる一方だ。
ハッキリ言ってしまえば、オタク知識と比較して学ぶ価値のない科目はいくらでもある。
いや、極論だがモチベーションさえ身につけることができれば他の科目は全部不必要とすら言えよう。
だがオタク知識が義務教育でないこともまたオタクのすごさを物語る。
誰かに強制されたんじゃなく、自発的に正しい答えを見つけ出したというのもオタクのすごさのひとつだ。
オタクのすごさとは、言い換えると本質を見抜く鋭い洞察力のようなものなのかもしれない。
オタクのすごさを昔から知っていたインターネットのベテランユーザーは、なにを周回遅れのことを言っているのか、と思われるかもしれない。
だがインターネットが普及したのと同時に、半ば化石化した古い世代がここでもまた大きな顔をし始めた。
だからオタクのすごさを強調して強調しすぎるということはない。