2020-02-19

https://anond.hatelabo.jp/20200219093349


たぶん官僚も医系技官、要するに医師免許保持者なはずなので、厚労省だってプライドがある。

医者軍隊教育を受けてるので、現場判断裁量が任される一方で、上の決めた方針絶対

突然外部から今までの取り組みを全否定されたら、軍隊として成り立たない。

DMATの面々は臨床医師として覚悟と使命感で戦場にやってきたのに、患者をみないで病原体のほうばかりみてる連中に口を出されたらたまったもんじゃないってことなんじゃないかな?

思うに、問題PCR検査に頼りすぎというところ。

「陽性のうち何人は症状が出てなかった」なんて報道があると、「無症状キャリアが巻き散らすから全員検査!」となるのも頷けるが、検査で陰性だからって本当にキャリアじゃないとは言い切れない。

それよりも、どういう風に感染が広がっているか指標発熱でもなんでもいいか時系列で追うことが大事なのに、それが出来てなかった。

もちろん、発熱なんかじゃなく毎日4000人の検査をして、時系列で並べればいいが、ようやく全員の検査が終わったと報道されてることからすると、そんなパワーはなかったわけで。

検査に拘るのは、医者の発想のように思う。

治療指針を確認するためにインフルエンザ検査をするように。

だが、実際症状が出る前にウイルス排出する感染症はごまんとある。

1日前から排出されるのか、3日前から排出されるのか、そんなものは程度の問題感染初期でもウイルス排出してるからといっても、肺炎ゴホゴホしてる時と同じくらいウイルスを撒き散らしてるかといえば、そんなわけはない。

発熱者がコロナなのかインフルエンザなのか風邪なのか花粉症なのかを見分けるために検査ならわかるが、片っ端から検査をしても目的が検疫なら経過観察と得られるものは同じ。

実際、二次感染がない前提でなければ、ある時点でで検査陰性だからといって、次の日から陽性に転じる可能性があるわけで、船内で感染が拡大してる中では全てが無意味

検疫官まで感染とか、もうカオス

医師看護師たちは患者個別症例を見るプロだったが、感染症と病原体を見るプロの目からみたらお粗末な対応だったということだろう。

アウトブレイク現場での経験が足りてなかった。

アフリカ帰りのラッサ熱の患者をたった1人隔離するのと、今回みたいに何千人もの集団感染制御は、別のノウハウがいるわけで。

ここで反省しなければ、市中で流行り出したときにも市中で同じような対応になってしまうので、それは困るね。

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