わたしは、発達障害をクローズにして(周りには隠して)働いてる。
ケアレスミス多いし、キャパ不足だし、理解はおそい。口頭での指示に弱いし、短期記憶がコンパクトだから、長い説明は途中から分からなくなるし、会議はみんなの声を聞き分けるだけで疲れてしまう。
学生の頃は、バリバリ働いて稼ぐんだって気持ちでいっぱいだったのに、人よりも使えないのに人よりも疲れてしまう本末転倒具合に泣けてくる。
せめて、人に嫌われないように感謝だけは忘れないように、昨日よりもミスをしないように生きてる。
だから、必死にやって稼いだ給料を悠々と超えてくる同性に嫉妬してしまう。
わかってる、しょうがないことだし比べても仕方ないことはわかってるんだけど、落ち込んでしまう。
しかも大抵奨学金なしで普通に大学まで行かせてもらって、みんな見かけも小綺麗でかわいくて私生活も楽しんでる。おしゃれなネイルして、ミスなく仕事を終え、普通に雑談も楽しんで定時で帰ってヨガとか自分磨きとか趣味を楽しんでる。
わたしは趣味がない、つまらない人間。読書も映画も好きだけど、めちゃくちゃ知識あるわけじゃない。すぐ忘れちゃうし。ほんと短期記憶がミニマム。人に説明ができない、発信ができない語り合えない時点で、趣味といってはいけない気がする。趣味がない人の集いとかあったらいいのに。でもだめだ、そこで集まった同性と自分を比べて、また嫉妬して落ち込むだけだ。御察しの通り友達もいない。休みの日はうまくいかない欲求不満を、自慰することで慰めて、なんとも情けない気持ちで大抵終わる。
同性で高収入の人は、話しても話題が豊富だし、頭の回転が早くて知識もある。わたしが男なら好きになっちゃう。まぶしい。
一生埋まらない差を思い知るたびに絶望してしまう。泥臭く人に頭下げながら、嫌われないように、自分ができることをなんとかやって生きてくしかない自分ってなんなんだろうと思ってしまう。ミジンコのほうが、魚の餌になるから役に立つのではないかと思う。
美人じゃなくてもいい、彼氏がいなくてもいいから、人生楽しいよってあっけらかんと言える、自分の道をガンガン進んでける人になりたかった。
知識をつけてもすぐに忘れちゃう、人にうまく説明ができない、人の話をすんなりと理解できない壊れた脳みそのわたしには、ただただそういう自分の道を切り開ける脳みそをもってるだけで眩しくて、嫉妬で焼け焦げてしまう。
少しでも目をそらすために、SNSはやめた。けど、いきてる限り目に入ってくる。
もう、海になりたい。すべての生みの親、畏怖される脅威、何もかもを許容する、海になってしまいたい。