2018-11-07

高度な人材日本から消えた理由

美味しい野菜は畑で丹精込めて作られる、人も同じでしっかりした研修教育体制が作られて初めて高度な人材生まれる。

日本効率化と低コストスローガンにしっかりした研修教育体制大企業だけの特権にしてしまった。

中小零細または子会社では効率化と低コスト大企業から求められ続けた影響で労働現場から「人を育てる」と言う思想を消し去ってしまった。

なんちゃってOJT」と呼ばれる新卒放置して勝手に学んで育つことを期待する酷い状態放置されている。

派遣は「なんちゃってOJT」よりさらにひどい新卒派遣は使えるか使えないか派遣当日に判断されて使えない場合簡単仕事やらせた後に1年契約更新時に派遣契約終了。

有名国公私立大卒限定採用を行い、短くて1年長くて3年以上の研修社員教育を行った後に現場でワンツーマンOJTを行う大企業はなぜか人材有効活用できていない。


このような状況下では高度な人材が生まれる要因は「個人の素質」または「運」だけになり、ほぼ神頼み状態に近い。

しかし「個人の素質」または「運」で高度な人材が生まれることもあるため、手間もコストもかからない現状は維持されている。

なのに奇跡的に生まれた高度な人材企業側が有効活用できなくて使いつぶしたり海外流出させたりしている。


正直言って「馬鹿」だと思う。でも、人を育てずに高度な人材を求める現象先進的な働き方で注目を浴びるweb業界にも侵食している。

高度な人材を欲しいと言いつつ人を育てることに難色を示す企業が多い。



そんな日本新卒時の入社した会社次第で命運が分かれると言っても良いだろう。

劣悪な労働環境下では強靭精神力社会的な常識を身につけられても他で生かせる経験は身に付かないからだ、まれに身に付く人がいるがまさに「個人の素質」または「運」に恵まれた人であることが多い。

日本企業は完全に「人を育てる」を捨てて「個人の素質」と「運」に期待するようになっている。これが高度な人材日本から消えた理由である

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