自己紹介ホームページ開設ブームなどを見ればわかるとおり、人間には、自己をアピールしたい、「私」を語りたい、という欲求があるわけです。
しかし、それには他者とは違った才能が必要であり、そして才能を得るためには努力が要求される。
飲み会で注目を集めるために「明日原爆を作って国会を破壊する!」とブチあげても、それには、発言が真実味を帯びるだけのリアリティが要求されますよね。
発言した人が理系の人間であるとか、裏ルートに通じているとか。
ライセンスがいるわけです。
だったらライセンスが要求されない……たとえば「明日パチンコに行く!」なんてことをアピールしてみる。
しかしこれはアピール度が低い。で、「自殺する」「手首を切ったことがある」というわけです。
自殺にはライセンスはいらないし、生き死にの話題なのでアピール度も高い。
このところ殺人や死体写真などのサブカルチャーが幅を利かせているのも、競争相手の多いメインカルチャーのなかで浮上するのがしんどい、という側面があると思うんですよ。
スノーボードがうまい私という個性を自分特有のものとして確立するのは難しいけれど、死体写真を集めている変わった私という個性は簡単に完成するわけです。
同じように、自殺したい・手首を切ったことがあるというのは、ゼロから生むことができる、安易かつ強力な武器であるわけです。
まあ、精神的とか経済的にネ、追い詰められて、真剣に自殺を考えている人はいるわけなんで、あまり軽々しくは言えないんだけどネ。若いのがネ、死ぬとかナントカ言うのはネ、要するにネ、ボクラが若い頃、哲学や政治にハマったのと同じですよ!
気色悪いおじさんのポエムはメモ帳に書いてくれ
あっ増田で物申すマンだ!