■古文漢文擁護派の主張まとめと、不要派からの再反論

問い

受験において、古文漢文は不要なのではないか。

擁護派の主張―タイプ別

①教養至上主義タイプ：「教養なので、やらなきゃいけない」

• 日本人として、日本の文化を学ぶのは必須。
• 教養を身につけることで、人間的に成熟する。
• 高校教育とは、様々な学問に広く触れるための場である。
• 英語圏だって、ラテン語やヘブライ語をやらせている。

②信者タイプ：「古文漢文は有用である」

• 読解能力の向上に役立つ。
• 日本語や日本文化を深く理解するのに役立つ。
• 大学での講義や将来において、古文書を読むことは避けられない。

③議論放棄／マウンティングタイプ：「黙ってやれ、嫌なら大学行くな」

• 古文漢文ぐらいできて当然。こんな簡単な科目ができないようでは、どうせ受からない。
• 古文漢文は受験生のふるいとして機能している。
• そもそも、数学／英語だって不要。
• 古文漢文は得点源。ちなみに俺はセンター試験で◯◯点取った。

不要派からの再反論

①「教養なら、高校の授業で教えれば十分」

• 擁護派は、教養を神聖化しすぎている。
• 教養だからといって受験科目にするのは、無根拠であり必然性なし。
• 英語圏におけるラテン語は、多くの場合選択科目であり、必須科目じゃない。

②「古文漢文がみんなにとって有用だというのは、直観に反する」

• 読解能力を養うなら、現代文で十分。
• 大学進学後に古典を扱う学部は限られており、受験生全員が必要なわけではない。必要なら、進学後に教えればいい。
• 多くの場合、明らかに使わない学部(理系など)なのに、やらなきゃいけないのが現状。
• 古文漢文程度の有用さなら、家庭科や情報を受験科目にしたほうがマシ。

③「議論放棄／論点すり替えはやめろ」

• できて当然かどうか／簡単かどうかは、本筋の議論とは無関係。
• 英語や数学など、他の科目を持ち出して「これも不要」だと言うのは、論点すり替えである。
• 受験科目だから黙ってやれ、というのは保守的であり、不条理な構造を保存している。

あとは任せた

Permalink | 記事への反応(1) | 18:36

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