今年7歳になる娘がいる。
娘は夫の幼い頃に似て、ひょろひょろ~っとしていて手足がとても細長い。ご飯もおやつもバクバク食べるのに、赤ちゃんの頃から一貫して細長い体型だ。
そんな長女の体型が災いして、私は地域の保健所から虐待疑惑をかけられていた事がある。
実際、世の中には子供を遺棄してしまう親もしばしばいるものだから、疑ってかかられるのはある意味仕方のない事なのかもしれないし、保健所のその姿勢の為に救済される子供もいるのだろうが、うちの地域の場合、リアルに虐待を常習していた親が数年生暖かく見守られ続けた結果子供を殺してしまった事件があったりして、なんともかんとも、ニンニン。
事件にならなくても公園で本当に子供を虐待している親を見た事もあるしどうなってんだろ。
それは置いといて、子供の体型が少々平均値を外れていた為に、私は三ヶ月乳児健診の際に他の親子も沢山いるところで、保健師から机をバンバン叩きながらの罵倒の嵐を浴びせられる事になってしまった。あんたが母乳育児に拘るせいで娘が餓死するとかなんとか言われたが、娘の場合父親譲りの細身なだけなので私に出来る事なんて無いのである。ただただ辛い思いをした。
そんな愚痴を子育て支援センターで話したら、体型がパーセンタイルグラフから外れている子供のお母さんは大体皆同じ経験をしており、保健センター大嫌いだし、乳児健診なんか本当は行きたくないけど母子手帳の記載を埋める為に(子供の健康のためでもあり、将来子供にこんなに大事に守られて育った事を知らせてあげたいためでもある)嫌々ボコられに行ってると言っていたものだった。
以上、七年前はその様な状況だった。なお次女は一貫して平均値ど真ん中でしかも第二子だった為に、こっちが不安になるほど顔パス状態で健診がさっさと済む感じだった。
そんな感じで、散々な乳幼児健診で痛めつけられてからもう随分経つのだが、今現在はどうなっているのだろう?と、ふと思った。
長女の件で憔悴しきって実母と義母に相談したら、昔から保健所なんかそんなところだし、これから子供が小学校に上がれば親はもっと酷い仕打ちを受けるという話だった。
虐待を未然に防ぐとか何を言うwテメーらが親を追い込んでる元凶だろうがwという意見で両家の母の意見一致。
そんな事があったけど長女は無事成長し今年小学校に上がった。
すると担任の先生はすごく親切丁寧でこっちが恐縮してしまうほどだし、トラブルが発生しても親が一方的に叩かれる事もないので、拍子抜けした。もっと酷い目に遭わされるのかと思ってた。少なくとも三ヶ月健診の時と同じくらいには。
だが長女の隣のクラスの担任は、私の子供時代にしばしばいた教師みたいに強権的で、子供を恫喝して言うこと聞かせるタイプである。
ネットを見る限りは育児・教育現場は昔よりは大分改善されている様に感じられるけれど、現実はそのようであるように見える時もあれば、見えない時もある。
乳幼児育児の環境については、当事者でなくなった途端にさっぱり見えなくなってしまったのでわからない。
七年前よりよくなっていればいいなと思う。