2018-03-16

ちょっと羨ましい

プログラマやってるけど、昔話を聞くに、本当に隔世の感があると思わされる。

だって昔のプログラマ仕事って、入念に机上デバッグされたフローチャートを、ただひたすらCOBOLFortranアセンブラ翻訳して、コーディングシートに書くだけの仕事だったんでしょ?

フローチャートで書ける程度のロジックなんて全然難しくないので、シートを書き終わった時点で事実上プログラムは完成したに等しいと。

あとはパンチしてもらって、テストは大抵一回動かすだけで全部問題なく通って一丁上がりと。

そうなると、これはもう気合と体力の問題って話になる。

そりゃ月残業300とか働くのも決して不可能じゃないし、それだってハイになった勢いでガシガシ書けるだろう。

そうやってカネがっぽり稼いで、日々のモヤモヤは酒タバコ麻雀パチンコ風俗スッキリさせて、そんでまた思いっきり働く。それが男だろ!ってノリだよな。

仕事懇意になってるパンチャーのお姉ちゃんと裏で仲良くなって、そのまま付き合って…なんてのも普通にアリだろう。

昭和は明るい時代だったんだなあと、少し羨ましくなる。


今はもう、あらゆることが複雑になりすぎて、設計だってUMLER図で対処できるかすら怪しくなっている。

言語だってJavaだけじゃなく、SQLやら、HTMLCSSJavaScriptと心得てないと仕事にならない。

そして何より、動かして試して、都度直していかないと分からないことだらけになっている。

プログラマの脳にかかる負荷は昔と比べ物にならない。当然あまりに長時間労働事実上不可能

俺は残業100まで行った所で帯状疱疹が出て、シャワーで腰をさすりながらココらへんが限界と思い知らされた。それが10年前。

勿論今はもっと無理が利かない状況。


でも、残業300可能時代を、色んな会社で現役として駆け抜け出世した幹部オヤジ達に、今のプログラマが抱えているアレやコレやらは、多分理解できない。

それくらい、時代が変わりすぎたのだろう。見えている世界が違いすぎる。

から今の若い奴らを根性無しとして完全に見下しているし、本音では「なんだよ急に辞めやがって使えねーなー」とか「アイツ死にやがった、ざまあwww」と思ってる、人でなしの老害ばっかり。

勿論FortranC/C++Javaみたくスキルを身につけてきた人は例外だけど、本当に例外中の例外でめったにいない。

それで「昔のままのノリじゃ、今の開発は絶対に稼げない」ということに思い至らない。

こんなブラック業界、やっぱり一度潰れたほうがいいんだろうと思わされる。

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