人は皆、「もしも魔法が使えたら…」と生まれてから一度は考えたことがあるだろう。箒で空を飛べたら、透明人間になれたら、指の先から炎が出たら…。
幼稚園で読んでもらったシンデレラだったり、自分で図書館で借りたハリーポッターだったり、アニメだったり漫画だったり…きっかけは様々だと思う。そしてそんな空想の世界を夢見て「あ〜あ、瞬間移動ができたら遅刻しないのに…」などと口にするのだ。
こんなことを言うとやれ中二病だやれゲームのしすぎだと言われるのは百も承知の上でだが。
Twitterをいつものように眺めていると、ラフから完成された絵までを纏めた動画がリツイートでまわってきた。
私はミミズがのったくったような絵しか描けないので(高校の頃美術は2だった)この美しい絵を短時間で描けるなんて、このお方は魔法が使えるのかな?と思った。
そこで気付いた。
全てが魔法だと思った。
だって何も見ずにたったの数十分から1時間程度で美味しい見た目と味の料理ができるんだよ?凄いよ本当。
そしてそう思う事で、家事なんて億劫で面倒くさいと思っていた私がまるで魔法にかけられたかのように練習をするようになったのである。
…勿論、料理はレシピという名の魔道書を読みながらではあるが。
私はつい先日成人したとは思えないぐらい、絵も描けない字も綺麗に書けない家事もできないというダメダメ人間で、まだひよっこ魔法使いの名すら与えられない奴である。
けれど人が成すこと、やることが魔法みたいにキラキラ輝いてみえたから頑張ろうと思えた。
アホみたいな中二病全開の文章でこいつはパラレルワールドの住人か?何かキメてるんじゃないのか?と思うぐらい拙い文章で、自分でも伝えたいことが2割も書けていない気がするが、これはまだ私が「文を書く」という魔法をマスターしていないからだと思う。
西の魔女が死んだという小説だと魔女修行は何でも自分で決められるようになることと言っていた 高度に発達した科学は魔法と区別が付かないと言うし 薬草やハーブに詳しい人を魔法使...