3行でまとめると
1.はあちゅう氏が岸勇希氏から過去電通在籍時代に受けたセクハラを、BuzzFeedのインタビューを受けて暴露
2.ネットで話題になり、岸氏は謝罪文を掲載(後に創業した「刻キタル」の代表を辞任)
3.しかしネット民が、はあちゅう氏が苛烈に展開した「童貞いじり」もセクハラだろうと弾劾
4.はあちゅう氏が「セクハラとは違う」「童貞は明るく楽しく」「明るく楽しく笑えるものが自粛になるのは嫌だなー」とツイート。後に謝罪文掲載。しかしヨッピー氏が擁護。さらに田端信太郎氏が「童貞という一般的な属性を茶化すのはセクハラじゃねえ!表現の自由の範囲。それとも童貞は人種のように本人努力では変更不可な属性だからヘイトスピーチ扱い?」と挑発ツイート
4行じゃねぇか……
自らの過去のトラウマを、「#metoo に背中を押されました。必死の訴えで、少しでも世の中が良い方に変わることがあれば」と勇気を振り絞って告発した、「作家・ブロガーとして有名なはあちゅうさん」が、だ。
「童貞は愛しているし明るく楽しい下ネタだからセクハラとは違うよ、全然違うよ」などと脇の甘い危機意識のないマヌケなツイートを晒すだろうか?
「総会屋2.0」という言葉が去年の暮に流行ったとき、皆が思い知ったのは、「公人の迂闊に見える発言は一種の取引で、バックに利権が絡んでいる」ということだった。
1.業界以外では知名度の低い「岸勇希氏」の名前が一般に広がった。
2.はあちゅう氏の迂闊な発言と著名人の擁護、ネット民との「対立」によって、岸勇希氏の名前がほぼ消えかけている。
3.はあちゅう氏、ヨッピー氏、田端信太郎氏は、一切の実害を受けていない。
一言で言えば、
「はあちゅう氏がネット民をいじって動員し、岸勇希氏を告発し、そしてどういうわけかすぐに火消しを始めた」
ってこと。