世界における偏執の問題と、日本における偏執の問題は性質が違う。どのみち古い価値観に固執をしたがる集団の中核は日本人であり、やはり閉鎖的で陰湿で共産主義かぶれで感性もないのだ。しかしだからといって「天皇制に固執する日本人は馬鹿だからしょうがないよね」で放置ではいけない。日本人の異常性を批判すべき。
俺は声を大にして言いたいのだが、「どうせ××は黒い血筋だ」と卑屈すぎるがゆえに政治空間で日本人と同じような事をしまくったのが日本の中道左派政党の公明党。本当なんだから。公明党の「日本共産党は北朝鮮的で危険で汚い」も反省できていない証拠である。
日本人は「オラが常識」だと思い込んでいて、どこにでもその論理を持ちだす、で日本社会で「俺の意見に賛同しない奴は非常識だ」的に全方位煽りや反対派への誹謗を膨らましたりするし、汚いずる賢さが成り立つ。
天皇制に固執する日本人はまず公明党の置かれている現実を見なさいよと。俺は本当に思う訳。こういうと「赤がカタギに向かって酷いこと云ってる!」とかいう単純すぎる単細胞発言が出てくるけど、俺は実は天皇制に別に固執していないし、リベラルな人間で、肩を並べる別の存在なんだよ。
「(酷い現実におかれてしまっている)公明党は今の日本人の有様を見なさい」でもいいんだけど、そういうと意味合いがちょっと変わっちゃう。政党と言う「公的政治空間」の性質と、民間人空間に置かれている人の立場や環境は違いすぎるし。
後、当然だけど外国人にも両者並の言動や行動をする奴は数多くいるし、左翼離れの問題だってある。今だったら政治的正しさの関連で言えないような発言をこっそり見つけて読んだこともあるが、ネットにおけるその書き込みの記録の中を読んでも、この日本人のそれらとは根本的に違うようである。
信じてきた唯一の常識が否定されたからって脊髄反射で切れる人間がいたら、この日本人みたいな人間は成り立つ筈だし、日本人の「悪い頑固さ」もはむしろそういう事が可愛く見れる程の発言をしているのだね。