https://www.businessinsider.jp/post-100717
今、駐妻界隈には新旧二大勢力があると思ってる。具体的には、
旧勢力→オールドスクール駐妻スタイル(専業、習い事、お茶会etc)を押し付けるタイプ
新勢力→駐妻はキャリアの断絶を押し付けられてる!という主張をし始めるタイプ
前者はいわゆる思考停止タイプ、後者は自分の知ってる世間のレベル感で生きていくことを譲りたくないがゆえの視野狭窄タイプだなあと。
正直なところ、前者を選択する人と後者を選択する人はわかりやすくバックグラウンドが違っていて、後者の方が圧倒的に高学歴ハイキャリア組。
だからこそ、後者をより厳しく見てしまう。彼女らのパートナーのほとんどは大手企業勤務。外資ならば昇進とともに海外勤務の可能性が出てくるのはあり得るコースだし、内資は内資で、大手ならば社員本人にその資質(語学力等)があったり、海外勤務の希望者が海外勤務となるのが通例。結婚前から、多少なりとも海外勤務になる可能性は感じ取れるはずなのだ。
自身のキャリアに強い意識があるのなら、結婚前から「もしも」については考え得るはずだし、パートナーともしっかり話し合いができたのでは?と思ってしまう。
特に今はネット経由で相当量の情報を取得することができるし、大手企業ならば帯同前に会社から説明会や懇親会がもたれる場合も多いから、余計に。
ある程度のリテラシーがある(と思われる)高学歴ハイキャリア女性にとっては、日本国内での転勤が多い人と結婚する妻の立場と、昔ほどの差はないはずなのだ。
もちろん、通例というか、転勤に伴う帯同=女性が退職という固定観念を取り去りたいという考えは理解できる。けれども、上の記事にあるような高学歴ハイキャリア駐妻たちの主張は、あまりにも自分の「レベル」を落とさないことに固執しているように見えてしまう。
駐在への帯同によるブランクを経て、社格や待遇の面に変化はあっても新しい場所で活躍している人もたくさんいるのに。アイデンティティを「以前と変わらない自分」に固定してしまうことの狭量さが、自分を苦しめていることに気づかないのかな?と思ってしまう。