今回は少年ジャンプ+
腕の再生と時間の経過を同列に表現しているコマ割が良いと思う。
これまでもコマ割や構図を同じにして、手癖だけで描いているようなことがちょくちょくあったけれども、こういう演出意図がハッキリしている方向性なら悪くないと思う。
話に関しては、これまでも描いてきた気持ちを押し殺して自分を生かすっていうアグニの苦悩に回帰している。
テーマとして一環しているという見方もできるけれども、堂々巡りしている印象も拭えず、中だるみ感が正直あるかな。
胸方面がピックアップされがちだったが、ひょう太そちらも評価できる男だったんだなあ。
ということに気をとられすぎて、割とベタなオチだったのに不意をつかれた。
編集の開幕の煽りコメントが、ある種のフラグになっていたことに後で気づいた。
まあ悪魔って、そういう属性も割とポピュラーらしいし、考えてみればあってもおかしくないよね。
自動運転を、車の交通問題を解決する魔法の粉のように謳う人もたまにいるけれども、少なくとも現状は「便利な機能の一つ」でしかないんだよね。
人間のエラーが事故に繋がり、その人間のエラーを排除できないなら、そんな人間が生み出した代物もまたエラーを起こす可能性はなくならないわけで。
持論だけれども、自動運転の最大のメリットは「自分や他人のせいにしなくていい」ことだと思う。
今回のエピソードも、きっかけそのものは乗っている人間のせいではあっても、機械の暴走が主体になっているし。
それにしても、意志を持ったハイテクな車ってのはフィクションにおいて割と普遍的なテーマだよね。
タイトルが出てこないけれども、今回も恐らく話の基になった映画がいくつかありそう。
まさかナイトライダー知らない人?