詳しく知らない仕事が多いので、例として挙げている仕事はあくまで一例として考えて欲しい。
A・頭と体をかなり使う仕事(知識には専門性が必要で、体力的にもそこそこハード)
B・体は使わないが頭をかなり使う仕事(ある程度の知識と頭の回転がないと仕事にならない)
C・頭も体もそこそこ使う仕事(BやDほどではないが、頭と体の両方を使う)
D・頭は使わないけど体はかなり使う仕事(体が商売道具というような、健康体であり体力がないと務まらない仕事)
E・頭も体も使わない仕事
というような順だと思うのだが(一例に書けていない仕事の方が多いが、これが載っていないという指摘は論点とは違うので勘弁して欲しい。また、所属する組織によってはBとCが同じぐらいの給料の場合もある)、頭だけを使う仕事と体だけ使う仕事の給料の差が、おかしいのでは…?と、感じる。
頭にしろ体にしろ、必要とされるリソースが多いことは同じなのだから、BとDは同じぐらいの給料の方が自然なのでは?と。
必要なリソースの多さでいうなら、A>B・D>C>E といった給料の順が、自然なのではないだろうか。
この、体だけを使うDの仕事の価値が頭だけを使うBの仕事より低いとされる背景として、それらの仕事に就く人は低学歴の人が多いから、低学歴は低賃金でも仕方ないといった差別意識の表れなのでは、と思った。
意図的なのか無意識なのかわからないけど、低学歴なんだから給料安くていいよねという雇用主側と、それを支える社会の差別意識が、不当に給料を下げているのかもしれない、と感じる。
それは低学歴が就く仕事だけではなく、女性が就くことが多い仕事にも言えることで、低学歴は低賃金でも仕方ないとか、女性のする仕事は低賃金でもいいとかっていう社会的な差別意識があるせいで、不当に給料が低い業界があるのでは、と感じる。
女性が多いからという理由で賃金が不当に低いと感じるのは、事務や介護や保育などの仕事。
(現在問題とされる、介護や保育の人手不足を解消するためには、女性の就く仕事は低賃金でも良いという、社会的な差別意識の解消が必要だと思う)
私は、体を使うことにも頭を使うことと同じぐらい価値があると思うのだが(怪我をする危険性とかもあるし)、私が理解していないだけで、体だけを使う仕事と頭だけを使う仕事の価値の差は明白だと言うなら、教えて欲しい。低学歴への差別意識ではなく、正当な差で給与差があるというのなら、理由を説明して欲しい。
頭を使う仕事に就くための教育には投資がいるから、高い給料をもらえて当然という意見がありそうだが、体を使う仕事に就くための体力を有することも投資が必要だと思うのは、間違いなんだろうか。
教育への投資は給料として還元されるべきだけど、体力への投資はそこまでの価値がない、ということ…?
子供の頃から、体だけを使う仕事は頭だけを使う仕事に劣るといった(ホワイトカラーの方が偉いという意識)社会的な意識に触れて育ってきて、疑問を感じることがなかったが、よく考えるとおかしいのでは?と思ったので、書いてみた。