さて、いよいよ本編について語っていきたい。
あらすじは、こうだ。
主人公や同級生、道中で出くわす仲間たちと共に、ゾンビの襲撃から逃げ延びようと奮闘する。
CMやPVなどで分かってはいたが、本作はテンプレ通りのゾンビサバイバルものである。
立てこもる舞台の一つにショッピングモールがあるし、ゾンビはゆったりと動く、いわゆる口〆口タイプだ。
不器用な先生は教科書に載っていることを黒板にそのまま書いていき、そして不器用な生徒がそれをそのままノートに書き写す。
どれをとってもテンプレすぎて、逆にここまでゴテゴテなものを、このご時世に見れたことを感謝したいレベルである。
もちろん、これをパクりだなんて言うつもりはない。
お約束、鉄板、踏襲……どう表現すべきかは各々で判断すればいいが。
期待と予想は紙一重といわれるが、まるで自分はそれを試されているようだった。
それでも自分に正直になって語っていくならば、ややウンザリしていたというのが本音である。
お約束、鉄板、踏襲、どう取り繕ったところで、同じことはやればやるほどツマラなくなる側面があることは事実で、自分のような人間が見ても前時代的なものを垂れ流されている印象は拭えない。
結局、そういう印象を拭いきるならば既存の作品群よりどこかが優れているか、何らかの差別化が成されていなければならない。
この時代ならではの表現を駆使したり、特殊効果などを高クオリティで提供してくれていたならばまだしも、今日び可もなく不可もない出来に満足はできない。
その点で、ゾンビサバイバルを見慣れていない女子などの若者をターゲットに、前面に宣伝していることは正解といっていいのかもしれない。
レビューにおいて踏まえておくべきこと 本作のレビューをする前に、踏まえておいて欲しいことがある。 評価基準の是非についてだ。 近年放映された、アニメの実写化作品を例に話...
バイト仲間であるオサカは、映像コンテンツフリークである。 ブログもやっており、古今東西さまざまなものをレビューしている。 以前、試写会で俺と観た映画も、早速レビューを書...
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