私の妻は専業主婦だ。
社内恋愛の末結婚し、妻が仕事を辞めて家事に専念したいというのでそうしてもらった。
会社に残って働いてもらって全然構わなかったし、せめてパートに出るだけでも……とは思ったが、
私の収入で十分生活はできるし、妻がそうしたいなら、と思ったのでむやみに反対しなかった。
最初のうちは良かった。毎日手作りの弁当を作ってくれる。帰ってきたら出迎えてくれたし、テレビをBGMにご飯を食べながら今日の出来事を話した。私は間違いなく幸せであったし、妻もそうであったと思う。
二年目。
弁当に冷凍食品が増えた。たまにしか出迎えをしてくれなくなった。妻は先に夕飯を食べていた。少し不満だった。けれども、別に玄関まで出迎えに来い、飯は先に食うななどと言ったわけではないし、妻はこうあるべきなどと強制するつもりもなかった。
だからそれは「カップル気分」が抜けて気安く接する本当の「家族」になれた証だと、そう自分の中に落とし込んだ。
やがて妻は家事をサボるようになった。私に少しは家事を手伝ってほしいと言ってくるのだ。
専業主婦は家事をするのが仕事だ。「専業」なのだから。それなのに手伝ってほしいとはどういうことか。
子供はいない。子供がいるならば話はまるっきり変わってくるけれども、そうでない今二人分の家事など大した労働ではないだろう。掃除も洗濯も、買い物だって車がある上近所にスーパーがあるんだから全部ひっくるめたって5時間もかかるまい。
妻が日中どういう生活をしているのかは知らないが、少なくとも会社で仕事をしていたときより遥かに気楽な生活をしているのは間違いない。
家事を手伝うのは良いがその分パートに出てくれというと、怒って拗ねる。モラハラだという。パートしなくてもやっていけるなどという。だが夫婦は対等であるべきだ。古き悪しき時代のように妻が夫に尽くす必要はないし、その逆もまた然りだ。夫婦とは二人で協力して人生を歩んでいくものだろう。
最初に書いたが、専業主婦になりたいと言ったのは妻の選択であるし、別に共働きになることに抵抗があるわけではない。共働きであるならば、長く一人暮らしをしてきたから、率先して家事をするだろうし、それが支え合う理想の夫婦の姿だと思う。
だのに働くつもりはないが家事は手伝って欲しい、というのは単なるワガママではないのか。夫婦の形態が「夫は務め妻は専業主婦をする」ものならば、その分担は、夫が「仕事」妻が「家事」を、となるべきなのに、何故夫が「仕事と家事一部」まで担わなければいけないのか。
口論をして妻への愛はかなり冷めてしまった。今まで口論は当然何度かあったが、今回は到底許し合えるようなものではないと思った。私はともに支え合える伴侶として妻を選び、妻も私を選んでくれた。
なのに妻は私に寄生して、家事すらしない「主婦」に、ニートになろうとしている。一方的に支えるだけの夫婦生活なんてごめんだ。
もとから妻は私をATMとしか見ていなかったんじゃないか、あるいは他に男がいるんじゃないかとも思った。新婚の時のあの幸せまでも否定するようで陰鬱な気持ちになった。
これからどうすれば良いのかとてもとても悩んでいる。
おばさんもういいんだよ。 思考実験も飽きたでしょ。
妻を性的に満足させることができていないのが原因では。
雇用主は元増田なので、契約条件を再確認すると良いと思います 明示でも暗黙でも、採用条件を逸脱する場合には是正勧告をし、ダメな場合はさっくり契約解除するという意志は伝えた...