お前ら股間に謎の炎症ない?
俺の股間には去年の今頃あたりからずっとアトピー性皮膚炎みたいな炎症があった。
酷いときは爛れて、膿んだみたいに変な緑色の汁が出て、悪臭を放っていた。そしてかゆい。猛烈に痒い。
汗かくのにこまめにシャワー浴びないとか、ようは不衛生にしていたからマズかったのか?
と、最初はインキンタムシ(股間の水虫)だと思った。自然な結論だよね。
だから皮膚科に逝ったんだけど、検査しても水虫菌が検出されない。
先生は「とりあえず炎症が酷いからステロイド剤で治してから再検査」と言うので強めのステロイド剤を処方してもらい、使ってみたら見事に治った。ビビった。
でも、塗らなくなったらすぐに再発した・・・。
同じ病院で先生に見てもらったけど、やはり原因が特定できず。この先生を信用できなくなったので、他の病院に行ってみた。
やはり弱めのステロイド剤とか、水虫菌に効く塗り薬を処方してもらった。この薬では明らかに悪化した。
そういうわけで、お医者さんも匙を投げるようなことになった。なんてこった、難病かよ!? 軽く絶望した。股間ずっと臭いし。
パンツに緑色の汁がこびりついて汚いし、温泉とか人前で裸になれないほど臭いし、寝ていても猛烈にかゆい。もうどうしたら良いんだ・・・。
しかし、医者も分からない病気を直せるはずもなく、もはや諦めるしかないと思っていた。実際、数ヶ月はガマンするしかなかった。
ある日、似たような症例をネットで見つけた。でも、それは股間じゃなくて、手や足の裏になる病気だった。掌蹠膿疱症という。
掌蹠膿疱症は基本的に股間には出なさそうだったが、画像検索した症状例と痒み、膿の症状などはそっくりだった。
(ひどい臭いは、ある医者によると炎症の膿汁のせいで繁殖する別の菌が引き起こす二次的なもの、という意見があった)
ビオチン療法とは、ビオチンという皮膚の再生に関わるビタミン系の栄養剤と、腸内細菌を補給する錠剤を同時服用する民間療法だ。
ただ、ビオチンサプリは日本のドラッグストアでは入手困難で、個人輸入するしかない。面倒くさいよね。
もう少し調べてみると、ようは腸内にある細菌が同じ腸内で生成されるビオチンを食べきってしまうから皮膚に問題が起きる、とのこと。
悲しいことに善玉菌であるはずのビフィズス菌の多くは、ビオチンをエサとして食べてしまうらしい。
そこでビオチンを食べない&ビオチンを作る腸内細菌を増やせば良いのでは? と短絡的に思いつき、ネットで調べたところ、
(ステマと思われるのが嫌なので製品名は避けるけど)一部のヨーグルトに入っている菌がビオチン生成を増やしてくれることが分かった。
これを毎日大量に食べれば、もしかして股間の謎の炎症が治るんじゃないか?
そう思ってそのヨーグルトをドカ食いしてみた。
すると、1ヶ月後(先月のことだ)見事に股間の炎症が鎮まっていくじゃないか!!!
痒みはほとんどなくなり、緑色の汁は完全に止まった。パンツも汚れていない。
臭いはわずかに残っているが、風呂に入っても臭っていた頃に比べればたいぶマシ。
そんなわけで、謎の炎症は腸内環境の乱れで体内がビオチン不足に陥っていたことが原因だとわかった。
俺はやや太めで、歩く度に太ももの付け根が擦れるので、皮膚に細かいキズがたくさんつき、その自然治癒が間に合わずに炎症の原因になっていたのだろう。
この謎の炎症は、たぶん本当はビオチン療法が一番手っ取り早いんだろうけど、適切なヨーグルトのドカ食いを1ヶ月続けるだけでも相当マシになる。
ドカ食いしたヨーグルトは、森永のBB536で合ってるかい?