2016-01-15

エンジニア志望の専門学生が何故就活で苦労するのか

はじめに

まずはじめに、この日記は専門学生disるつもりで書いているわけではないと断っておく。

専門学校というのは、将来なりたい職業に合わせたピンポイント教育を受けることが出来る教育機関である

まり、例えばエンジニアを志望する学生にとっては、技術教育効率的な面で言えば専門学校を選ぶというのは悪い話ではないだろう。

しかし、現実は厳しいエンジニアになるためのカリキュラムが凝縮されている専門学校カリキュラムをこなしてきたはずなのに、

いざ就活となると大学生にホイホイと内定を掻っ攫われていく専門学生が続出する。

何故、そうなるのか。その理由はだいたい「外に出ない」からである

専門学校の中でだいたい完結できてしま

多くの専門学校の売り文句は「うちのカリキュラム通り勉強すればちゃんと就職できる力がつくし内定もらえます」といったところである

実際、カリキュラムを見てみれば確かにそうかもしれないと納得できる学校も多い。

しかし、私はその点こそ、就活で苦労する専門学生が続出する原因の一つだと考えている。

専門学校の中でほとんどの勉強が完結する、という言葉をそのまま信じると、

外部での勉強会イベントなどが開かれていても別に気にすることはないと思うだろう。

しかし、大学生たちにとってはその勉強会イベントこそが貴重な情報源であり、勉強会積極的に参加することで人脈も情報網も技術も広がっていくのである

専門学校の中はとても居心地がいい

多くの専門学校には入学試験事実上存在しない。

それは裏を返せば、どれだけレベルの低い学生でもとりあえず入学することは可能であるということ。

同じ教室の中で必死技術を磨こうとしている人がいれば、その横でギャンブルの話しかせずにまともな勉強もしていない奴も居ることだろう。

そんな環境の中では、ある程度までなら成り上がることは簡単だ。

授業のカリキュラムを真面目にこなしていれば、学部内の学年上位10人に入ることぐらいは容易いだろう。

しかし外ではそうは行かない。

外部のイベント等に参加する大学生たちは、授業の外で自主的技術を伸ばしたり、モノづくりをしている者ばかりだ。

まりそれだけ、やる気がある。

企業から見ても、授業の外で自主的エンジニアとしての勉強を積み重ねている人への評価が高くなるのは当然だろう。

専門学生は、専門学生であるゆえに、カリキュラムで得られる内容を超えなければ認められないのだ。

はいえ、外に出なければそんなことに目を向けることもない。

周りより上の実力があるという現実もある。

そうやって外に出ることのないお山の大将取り巻きが、いざ就活シーズンになって周囲との力量の差に愕然とするケースが毎年多く発生する。

そんな世間知らずを救済する者は誰もいない。

外に出る事の意味

専門学校の授業だけでなく、休みの日や授業後に勉強会でもイベントでも良いから、なにか外に出て、外の空気に触れることをおすすめしたい。

世の中には自分と同じ分野に就職しようとしている人がこんなに居るのだと知ることも出来る。

その中でウマが会った人とは仲良くなって情報共有が出来るかもしれない。

しかすると就職したい分野の企業社員だって居るかもしれない。

世の中は狭いし広い。

しかし一つの場所に引きこもっている人にとっては、世の中はもっと狭くなると思う。

  • これ読んで初めて知ったのだが、エンジニア志望の人が行く専門学校ってのがこの世の中にはあるんだなぁ。浅学で知らなかった。恐縮ゴメン。情報系みたいな奴かな。

  • HALだっけ?派手にCM打ってるとこ ああいうところなのかな http://anond.hatelabo.jp/20160115040233

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