2015-10-14

最初から最後まで不愉快会社

数年務めた企業を辞める。小さい会社なので会社代表だ。上司はいない。

面接ときから鬱陶しいと感じた。人の内面にづけづけと上がり込み、お前はこういう人間だ、というレッテルを貼られた。この時点で断ち切っておくべきだったと、以後ずっと思うことになる。

残業代は出なかった。有給も「ない」と断言していた。体調不良になったら「病院には行くな」と言われた。

彼の口癖は「計画性を持って仕事に取り組めば残業は発生しない」だった。だが彼は、終業間際に事務所に帰ってきては思いついたように仕事を振ってきて、そのまま電話一服をしにいって、数十分から時間帰ってこないこともある。

確認さえしてもらえれば数分で終わるのに、いつ帰ってくるのかわからないから相当苛立たされた。これもこちらの「計画性」がないから残業代はもらえなかった。

残業代だが、厳密に言えば現在は出ている。ある時点で労使間での大きなトラブルがあり、きちんとしなくてはいけないと気づいたようだ。

ただしその出し方も姑息で、それまでの基本給や手当を削り、それを埋め合わせるような形でみなし残業代として支給されている。そして「これだけ先に払っているんだから」という理由毎日強制的残業させられている。時給換算すれば減額されたことになる。

男性社員のみスーツ強制され、自分事務所に帰ってきたときには起立して挨拶するように命令する。始業前の掃除は勤務時間に含まないと言う。

新卒で入った社員が辞めなかった年はない。今年で言えば離職率50%を超えた。既存社員にも出社拒否をしている人や消息不明になった人がいる。

先述したみなし残業代の件以来、表向きは法律を守っているらしいが、どうあがいたって人手不足から、結局残業を申請しなかったり、「自主的に」休日に出勤して作業している人だっている。

退職意思を伝えたら、会社恋愛に例えて「裏切りだ」と怒りをぶつけてきた。そういえば以前にも部活に例えていたことがある。居残り練習(サービス残業)をしている者しか評価しない、と。

なかなか退職日を認めない彼に対して、法律を守れという点だけを主張していたが、結局決着するまで話し合いは数時間続いた。

そして退職時に余っていた有給を取得するために申請したら今度は、引き継ぎを完璧にしなければならない、ときた。求人も出さず、社内のツテだけで見つけた実務未経験者に対する引き継ぎだ。

退職意思を伝えてから実際の退職日までは3ヶ月以上あるのだが、それでも足りないらしい。

また話し合う予定だが、どうせまた責任をもって最後まで~とか綺麗事を抜かすんだろう。労基法も守ってないような奴が。

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