2015-07-23

我が家場合

察せよ言えよのやつ

とりあえず言ってみてくれないと何考えてるかなんてわかんねーよ、人間なんだし基本は言葉コミュニケーションしながら擦り合わせていこうぜ派。

自分ではよくいるタイプだと思ってたら、医者発達障害で相手の気持ちを読み取るのが苦手とか言われたので、並の人より輪をかけてわかんないタイプの人だったらしい。

自分なりに頑張ってエスパーしても、タイミングが数日単位で遅かったり頓珍漢な行動を取ることが多いらしい。

幼少期からかなりヒステリック母親地雷を避けるために極力自分要望を口に出さず、相手の機嫌を損ねないように先回りして気を遣い続ける生活をしていたらしい。

要望を口に出す=ワガママであると強力に刷り込まれているようで、「口に出して言いたい」と思った時点で反射的に自己嫌悪に陥る。

「口に出す」ということに俺には想像もできないほど大きなエネルギーをつかってしまうらしく、何か思っても言わない方がまだ楽なぐらいらしい。

(でもそれだと俺は問題存在にも気づかないのでは解決されず、最終的に我慢できなくなって妻が自分でなんとかしようと行動し始めて、ようやく俺が気付く感じ。)

以前は、婉曲的な表現でなにか要求があることを匂わせるような発言を(頑張って)したりもしていたようだが、俺が総スルーするか頓珍漢な反応しか返ってこないので疲れてやめたらしい。

さらに、同様の家庭環境で育ったせいか

「俺は察してくれなきゃイヤ、相手に対する思いやりがあればそのくらいできるはず。だって俺はできるし、人間なんだもの、やろうと思えばできるでしょ?」

という超察せよ派の義兄がいて、その義兄のエスパーに日々触れながら暮らしてきたせいか、義兄がさすがに特殊であるというのを妻の中で差し引いても、

男性でも普通このぐらいは察せるはず」と求める最低ラインの精度が俺からすると無茶苦茶高い。

溜息(本人いわく最大限のアピール)の調子頭痛か腹痛か単に憂鬱なのかを判別して適切にサポートを申し出て欲しいとか、俺は「わかるわけねえよ……」って思うんだけど、

帰省して兄妹で過ごしてるのを見てると、溜息どころか視線の動かし方とか身じろぎの様子で、

ホントに察して飲み物お菓子(気分を察知して種類を変えたものが出てくる)が出てきたりするものすごいエスパーっぷりだった。

なんていうか、漫画の中の執事とかそんな感じ。

現在のところ、

俺は「頑張るけど多分すぐには無理だし、時間かけても学習済みのパターンしか反応できそうにない」

妻は「言うぐらいなら諦める、答え合わせも要望を言うのと同じだからあくまでも言葉では提示しない」という状態だが、

なんというか多分お互いに割と病的だから、もうちょっとうまいこと健全そうなところに着地できそうなプランはないもんかね……と切実に思う。

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