2015-05-26

声優評価に対する雑感、あるいはキムタク庵野は「下手」なのか

http://anond.hatelabo.jp/20150525193142

声優の演技の気持ち悪さ」ってなんだろう。
なんとなくはわかるんだけど、具体的な例をって言われるとうーんってなる。

ただ、声優評価って個人差が大きいと最近感じる事が多い。
ブコメでもキムタクハウルも良いって人と、そんな人いるんだ、みたいな人までいて面白い

気持ち悪さ」はひとまず置いといて、最近感じた個人差が大きそうなものを挙げてみる。

そこで便宜的にこんな評価項目で分けてみた。

キャラ合ってる合ってない
声優的?声優声優的じゃない
演技うまい

この右側に◯がつくと、個人差が大きくなりがちっぽい。

追記:以下の表の[太字]が◯つけてる体です。わかりにくくてすんません

個々の項目については以下の具体例を見てもらえるとなんとなく分かってもらえると思う。


1.HUNTER×HUNTER(2013) カイト(CV.池田秀一)

某巨大掲示板で「なんか棒だな」という書き込みを見かけた。
その後の書き込みにより、それを書き込んだ人は池田秀一キャリアの長い人だという事は理解しているようだった。
カイトの声に「合ってない」ならわかる。なぜ「棒」と言ったのだろう。
単純に語彙が足りなかったのか、棒を別の意味認識しているのかわからないが、とにかくそういう人がいた。

まり

キャラ合ってる[合ってない]
声優的?[声優的]声優的じゃない
演技[うまい]


2.蟲師 ギンコ(CV.中野裕斗)

個人的には「棒」でもないし「合ってる」し、好きだという人も多い。
が、初見だと違和感を覚える人が多いようだ。二期のニコ生で「初見だけど主役の人棒だね」というようなコメントを何回か見かけた。
よくある声優的な演技ではないのでそれが原因だと思う。

キャラ[合ってる]合ってない
声優的?声優[声優的じゃない]
演技[うまい]


3.Go!プリンセスプリキュア 主人公の妹、春野ももか(CV.松浦愛弓)

こういう子役特有の演技に名称があるなら知りたい。
「むかーしむかし、あるところにぃ、おじいさんとぉ、おばあさんがぁ、いましたぁ」
みたいな、音読上手だねぇって褒められちゃうタイプの演技の延長線上にいる感じ。
わかるかな…
蟲師の子役たちもこれ。ただ蟲師はすごく自然だった。
プリキュア場合は周りが声優声優してる中で突然出てきたか違和感が強かったんだと思う。
子役特有の演技にも「棒」かそうでないかはあって、個人的ももかは「棒」じゃない。コナン映画ゲスト子役の演技がだいたい棒。

キャラ[合ってる]合ってない
声優的?声優[声優的じゃない]
演技[うまい]

ギンコと同じだけど「声優的じゃない」にも色々種類があるよ、ということで。
あとハウルもこれなんだと思う。「演技」に関しては賛否ありそうだけど。


4.ラブライブ! 西木野真姫(CV.Pile)

ラブライブ!(再放送時)の某巨大掲示板で「言うほど棒か?」という書き込みに対し「それは慣れだ」という趣旨レスが付いてた。ナニソレイミワカンナイ。…じゃなくて、完全に同意

キャラ[合ってる]合ってない
声優的?[声優的]声優的じゃない
演技うまい[棒]

演技が棒なら個人差も何もないんだけど、慣れ次第で評価が変わる稀有な例。
あ、なんかdisってるように見えるけど、真姫ちゃん推しです。


5.風立ちぬ 堀越二郎(CV.庵野秀明)

名前を挙げておいてなんだけど感想はない。

キャラ[合ってる]合ってない
声優的?声優[声優的じゃない]
演技うまい[棒]

こんな感じ?


挙げればキリがないのでこの辺で。


まり何が言いたいのかというと「声優的じゃない」「キャラに合ってない」等の理由だけで「下手」や「棒」と言われることが非常に多い。
そういうのを見かける度にうーんってなる。まあ個人の感想だし、適切な言葉で言い換えようぜ!と言いたいわけでもないけど。


それで、ここまで書いといて「声優的」って一体何だよって話なんだけど、それが所謂気持ち悪さ」の正体の一つなんだろうなぁと。
じゃあそれを感じる人感じない人がいるのは、単に「慣れ」なんだと思う。
そしてそれに慣れてしまった人たちが「声優的じゃない」演技に対して、逆に「気持ち悪さ」を感じるようになる…という事なんじゃないでしょうか。どんとはらい。


※これらは全て個人の感想です

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