■子育てしながら働いている女性は他よりも突出して偉い、という風潮

マタハラという言葉を聞くようになって久しくなりました。

ワーキングマザーは、たとえ子育ての為に勤務時間や業績が落ちても降格したらいけないらしいですね。

今の世の中、子育てしながら働いている母親だけが突出して偉い、頑張っているという風潮になってきていると思い、この先結婚出来る見込みの無い独身女性としては辛いと感じました。

シングルマザーなら大変なのもまだ分かりますが夫がいる女性なら独身女性より経済的には恵まれていますし、家事や育児だって分担してできます(夫がやってくれないのならそれは個々の夫婦関係の失敗でしかない)。

独身女性は一人暮らしなら家の事を全部自分でやらなければならないし、親と同居なら介護の問題がある。子供という精神的な拠り所がない分、子供のいる女性よりもハードな面だってあると思うのですが。子供のいる女性は未来に希望があるというだけで物凄く有利に思えます。子無し夫婦にだって専業主婦にだってその人達なりの苦労はあるでしょうし、子供を持ちながら働いている女性「だけ」が特別に偉い、頑張っているという風潮に凄く疑問。

私は下のきょうだいに障碍者がいて介護しながら働いています。私は結婚出来そうにないですから多分一生続きます。そういうのは評価に値しないんですね…。時代を担う子供の育成「だけ」が大事だと。まあ社会的経済的利益を考えたらそんなものかもしれないけれど、それならば綺麗事はやめて欲しい。

私生活がどれだけ大変でも、他の事だと「仕事とプライベートは別、仕事はしっかりやれ」とされてしまうのに、小さい子供を持つ女性だけは特別に配慮されます。

子持ち女性の優遇は少子化対策だというなら、婚活や恋愛をしながら時間のやりくりをして働いている人達だってもっと評価されていいと思いますが、そういうのは逆に嘲笑の対象ですよね。子育ては神聖な使命と見做す割に、その前段階である婚活や恋愛に頑張る女性には冷たい日本という社会に疑問を覚えます。子供の病気だから、で仕事を休んでも評価されるのなら、デートだから、で休んでも評価すべきなのでは？少子化対策になるのですから。

既に子供を産んだ人、妊娠した人だけが評価や優遇されるという現状には納得がいかないなと思いました。

Permalink | 記事への反応(1) | 06:54

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