2012-10-22

お金本質

ニュース地方自治体破綻とか国家財政

危機だと騒いでるので、いまさらだけど

お金って何でしょうねと考えてみた。

お金ができる前、かなり昔は物々交換だった。

そこに金や銀での貨幣経済ができた。

交換するものが馬しかない人でも、

魚一匹をもらうために馬一頭と交換しなくてよくなった。

金銭の仲立ちで、物じゃない技能サービス

提供できる市場ができた。

近代史に入ってから不換紙幣に切り替わる。

コレが曲者で、お金本質を持ってはいるが

マネーゲームの単なるチケットから

価値があやふやなものになってしまった。

例えば税金

江戸時代の農民を例に挙げると、

米が不作でも豊作でも、「あるだけしか取れない」。

今は日本じゃ物理的な納税は無い。

税金という名前で、無条件に借金をつけていく方式だ。

去年の年収に照らして、年末リストラに会おうが

事故入院して派遣契約を切られようが、

払えなかったら法定利息ぎりぎりの年利が膨れる借金だ。

まり、あろうが無かろうが「将来的に半強制的に回収できる」。

ここにお金本質があると思う。

それはお金って言うのは、労働約束手形だということ。

借金を直接的に言い換えると「将来働いて返す約束」。

貯金は「その分誰かに何かをしてもらえる権利」。

それが物質なら、「生産労働青果物を受け取る権利」を支払うわけで

サービスなら「自分に無いスキルを代行してもらう権利」を主張しているわけ。

ここで国や自治体の持つ借金について本質を考えてみると

国民が働ける総量は決まってるのに、それ以上の労働を求めている」

という状態だと考えている。

さら国債などの有利子負債を見ると

「将来子孫が働いてくれるだろうお金」をあてにして、

今とりあえず約束を先延ばしにしてる状態。

今の政治家経済政策ぶっちゃけてありていに言ってしまうと

「俺たちががんばって働くの嫌だから、子孫の誰かが頑張ってよ」

という情けない姿だったりする。

地方の特別公債法案も、本当はそんな先送りじゃなくて

ちゃんとお金管理はしなさいよっていう自治法案を

「仕方が無いな、だから子孫頑張れー」って先送りする法律

自治体の状態はどん底まで逼迫してるわけです。

将来の子供たち、生まれてきた瞬間借金返済のための奴隷ってわけです。

お金は貸して人を縛るためのものなのか。

自分労働有意義に変換するための道具にするのか。

今夜はココまで。

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