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はてなキーワード: 名人伝とは

2023-12-14

anond:20231214222711

弓矢の達人は, 弓を引くことなく標的を射るという.

どういうことか.

ロマで, 化粧で, 衣服で あるいは 尻の肉や乳の谷間で 男を射止めるのは, いわば, 弓をもって鳥を射るがごとし, これを射の射という.

これに対し, 恋愛の達人は, アイプチも, ペディキュアも, あるいは親の遺産マンション国家資格もなく, バシバシ男を射止めるものだ. いわば弓を射ることなく鳥を射落とすがごとし, これを不射の射という.

達人を見つけなさい.

なぜかモテる, そういう人物がいるはずです.

その者に学びなさい.

究極の恋愛術は身一つで成し遂げるもの名人伝に伝えられているかもしれません.

2023-01-30

積読ばかりしている人が「趣味読書です」と言うのはちょっと面白いと思う

名人伝』の「不射之射」みたいだ

すなわち不読之読

最終的に本を見てもそれが何かわからなくなるEND

「不読之読」って本の内容をwikipediaとか帯に書かれたあらすじとか書評ブログとかだけで読んだ気になることなのでは

意図せずしてちょっと批判的になってしまったな

そ、そんなつもりじゃ……

真の不読之読は本を買いもせずタイトルを見ただけで内容がわかった気分になる、と仮にしておくか

オモコロの『積ん読王決定戦』はい記事

反発力理論は正直わかる

積読こそが完全な読書である』って本が出版されているのか

挑戦的なタイトル

こんなの「この本を積んでくれ」っていうフリにしか見えない

よし、私は今この本を不読之読した

2021-06-02

anond:20210602193911

テニスが上手いことはもう分かりきってるから興味がない

名人伝

2020-04-11

anond:20200411002141

あのなあ 

弘法筆を選ばずって格言があるだろうがよ

弓の話で言えば『名人伝』に伝わる不射の射なんてものすらあるんだぞ 本来弓なんてものはいらないわけ 道具をもてる時点で充分甘えてるの

2016-11-27

東京大学総合図書館書庫をさまよう―中島敦「斗南先生」によせて―

東京大学総合図書館を、平成29年度の一年間閉館する計画が決定されたという。

図書館の開館に合わせ旧図書館改修工事を進めるという段階的な予定が、なぜか、いつのまにか前倒されたらしい。

人々が書き残した文章から過去社会に迫る。そうした人文学を志す私にとって、何よりも思考の源泉となる場所がこの図書館であった。

一年間閉館という自己否定暴挙を取ろうとするのは、畢竟、図書館大学当局内ですら図書館価値が共有されていないからだろう。

議論になるような大きなことを言うのは苦手なので、ここでは私が総合図書館書庫をさまよった話を記したい。

ある日、昼食から総合図書館に戻った私は、三島由紀夫が「灯台のようだ」と表現した階段を4階まで登った。

進まない研究から目を背けようと手に取ったのは、『中島敦全集第一巻(筑摩書房1977年)。

山月記」や「名人伝」といった誰もが知る短編を読むつもりだったが、「斗南先生」という作品が目に入った。

斗南先生とは、中島敦の伯父にあたる無名漢詩中島端のことである

幼少より秀才の誉れ高く、「にもかゝはらず、一生、何らのまとまった仕事もせず、志を得ないで、世を罵り人を罵りながら死んで行つた」。

その遺稿集『斗南存稿』(文求堂書店1932年)を帝大・一高の図書館に寄贈するよう、中島敦は親戚に頼まれる。

気質が似ているとも言われた伯父の晩年の姿を思い出し、躊躇しながらも、遺稿は郵便小包で寄贈することにした、という私記の体をとっている。

一通り読み終えた私は、寄贈されたというその遺稿を確かめに、がたがたのエレベーターで一階に下り書庫に分け入った。

私の歩みに合わせて明りの点く書庫を、請求記号を書きとめた紙をたよりにさまよう。

書庫のなかでもとりわけ人気のない、和装本の並ぶ一角でそれを見つけた。

中島敦が寄贈してから80年余が経つその本は、周りの本とともにわずかに埃っぽく並んでいた。

案に違い、他人が頻繁に開いたような跡も、ましてや書き込みもない。

それと知らねば目立つこともない一冊の本にも、一篇の物語がある。ろくに読めない漢詩に目を通しながら、そんなことを思った。

もし反対運動が実って来年度の閉館が撤回されたとしても、数年もすればあの暗い書庫をさまようことはできなくなる。

本を求めてさまよい、手にとって過去を思うといった行いは、ありふれていながら何と贅沢なものだったのだろうか。

知に触れる日々を、願わくは、私から奪わないで欲しい。

 
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