2021-01-28

大阪市生活保護の話絡み記事ブコメを読んでちょっとイラついた

休暇中にはてブ見てたら生活保護絡みで大阪市炎上してた。

この話、いわゆる「水際作戦」とは無関係から

水際作戦って窓口で生活保護受給を阻止する行為のことでしょ。

今回の話は、受給者に対する就労支援委託してた事業者が黒かったって話。

生活保護法第四条 保護は、生活に困窮する者が、その利用し得る資産能力その他あらゆるものを、その最低限度の生活の維持のために活用することを要件として行われる。

とあるように、受給者はあらゆる能力活用することを求められる。だから働ける人は働かなくちゃいけないわけ(病気だったり高齢の人は別ね。)

就労支援をすること自体行政として必要仕事生活保護あくま受給者の自立を助長するための制度から

ただ、やり方が悪かったんだよな。業者がきついこと言ったり指導まがいのことを言っちゃったんだろう。

でも大阪市就労支援業者委託したのは仕方のことがないことだと思うよ。どの自治体でもやってる。

生活保護ケースワーカー仕事ってハードだもん。ひとりあたり100世帯を超える受給世帯を持ち、毎月の保護費の算定、訪問による生活実態の把握、資産確認不正受給返還処理、死亡者手続き、身寄りのない人に対する入退院付き添い、病院介護施設との連携問題のある受給世帯への対応高齢世帯への介護保険の導入、受給開始の手続き廃止手続きクレーマー対応親族との交渉審査請求を起こされることも。おまけに今回みたいな就労支援もやんなくちゃいけない。増え続ける業務量とは反対に減り続ける人員(これは国民が望んだことなのだが)。それなりにストレス多いのにネット罵倒を食らったら流石にやってらんないよ。

福祉事務所って人気のない部署から、たいてい右も左もわかんないような新人を多めに配置したりするし。若い女の子なんかは病んで病欠になることもある。(俺たち捨て駒?)

ケースワーカーによる受給者に対する卑劣わいせつ行為の話も出てたけど、もちろんその逆もある。訪問の時にセクハラされて泣いてた子もいた。

あんまり報じられないけれどこういうこと結構あるんだよね。窓口で殴られたり。俺たち側からは何もできないか我慢しなくちゃいけないけど。

ブコメではよく水際作戦の話を言われるれど、ぶっちゃけ今までに見たことがない。だって保護の要否は収入に基づく計算式で機械的に決まるから担当者恣意的判断が入り込む余地は少ない。

よくある共産党議員に頼めば簡単受給できるって話も多分嘘。議員のお願いよりも、法律の方が大事リスクを負ってまでそんな違法行為やるわけない。あまり担当職員馬鹿にしないで。誇り持って仕事やってます

弁護士だって、正当な手続きを経て保護の要否が決められているのに口を挟む術がない。よって、弁護士に頼めば保護受給やすいという話も嘘。

もちろん、行政側も人間から間違ったことをする。それは本当に申し訳ないと思う。

でも大多数は受給者のことを考えて真面目に働いているよ。

若い受給者が自立して保護廃止になった時、心からしかたこと何回もあるもんな。

公務員反論できない立場からってあんまり適当なこと言われると悲しくなるわ。

何でもかんでも敵視すんのやめてくれ。

話がぐちゃぐちゃになったけど例の記事を読んでふとそんなことを考えた。

増田がなければずっともやもやしたままだったのかもしれない。

はてなありがとうな。

  • ただ、やり方が悪かったんだよな。業者がきついこと言ったり指導まがいのことを言っちゃったんだろう。 短くまとめると悪事を行っていたということでいいのか? 大阪市は間違ったこ...

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