同窓会に出席してそう感じた。
俺の卒業した高校はいわゆる「県立高校に入れなかった人」が入る現役MARCH御の字レベルのとこだ。第一志望でこの高校を受ける奴は見たことがない。
現役MARCH御の字だから、現役時点での合格先の中央値は日東駒専になる。進学先だと一浪MARCHが一番多くなる。
普通に考えたら就職先は地銀、大手子会社、地方公務員、大手(※外食小売などの不人気業界やSIer)だらけになるところだ。
だけど、まあたまげたわ。
電通×2、東京海上、ENEOS、商船三井、JR東海、三菱地所、三井物産、Yahoo、NHK、UBS証券、NTTデータ、三菱ケミカル…
東大生が受けても大半は内定できないようなとこ行ってる奴の多いこと多いこと。
一応書いておくと、全員本体。エリア総合職とか子会社とか工場採用とかでもない。
冗談抜きで40歳までに学年の平均年収1000万超えるんじゃないかって思った。
驚くべきことに彼らの中に一流大学卒が全然いなかったことだ。俺の高校らしいっちゃらしいが、大半は一浪MARCH。難関資格持ちもいない。日商簿記2級持ちが一人いたくらい。
一方で現役で早慶合格したような学年超トップ層の就職先は冴えなかった。
大手子会社とか第一地銀とか地元の役所とか。中小もいた(イケイケのベンチャーでもない本当の中小)。
学歴や資格のハンデもものともせずに超絶一流企業に内定した彼らには共通点があった。
高校時代に運動部、遅くても大学1年までに彼女を作り、サークルやバイトに精を出していた。
要するにリア充だ。
でもイベサーや広告研究会なんかにありがちな、就職活動を見越して大企業ウケするように大学生活を設計するような真似はしてなかった。
彼らは皆、学業を平均程度にこなし、そこらへんのサークルに入り、普通のアルバイトをしていた。
嫌味のない性格の、普通のコミュニケーションをとる、無害で明るい青年って感じ。
逆にリーダーシップがあっても、学歴あっても、簿記1級とかの難関資格取っても、クセや個性が強い取っつきにくいタイプで一流企業行ったやつはいなかった。女にモテなさそうなタイプはやっぱ悲惨だった。
50代の部長や役員にはアクが強烈に強いタイプや、寡黙な東大卒や、ハマコーみたいな凄まじい顔した人がいるけど、今の中堅でこれから部長以上に出世するであろうコースに乗っている先輩方の中にそうした人はいない。一人もいない。
人付き合いが好きで、スポーツマンで、若手からの人望が厚く、イケメンorイケメン風。
絵に描いたような爽やかサラリーマンみたいな人たちしかいない。
もはや求められているのは知性でも教養でも出世欲でもプロ野球選手のような競争心でもないんだろう。
爽やかリア充であればいい。
だからエリートになるために勉強頑張ったり、難しい本読んだりするのはほんの少ししか役に立たないと思う。
つまり、はてな民は論外