2015-10-20

http://anond.hatelabo.jp/20151019084635

ドーモ、信者です。

煽りじゃなく、純粋質問なのだろうと仮定してお答えします。


最終回、とても良かったと思いました。

これまでの総括として、また、これからのはじめの第一歩として非常に良い物を見させてもらったなと。

そうです。このアニメははじめの第一歩なのです。最終話を経て、我々プロデューサーバトンを託されました。

シンデレラガールズはこれからも続いていく、広がっていく、進んでいく。そのプロデュースは私達がするのだと。

そう言われた気がして、最終話によくある喪失感寂寥感ではなく、多幸感と高揚感に包まれ最終話を見届けました。


さて、全話数を語ろうとすると時間もスペースも尽きないので、25話にのみ限って簡単に語らせていただきたいと思います


25話で描かれた、シンデレラ舞踏会、これはただのライブではありませんでした。

しかし、この混沌としたイベント形式にこそシンデレラガールズらしさを感じました。

フェス形式イベントではすべてのステージを見ることは出来ません。それはつまり見ていないところでも何かが起こっているということでもあります

モバマスにおいて、すべてのアイドルプロデュースすることは時間的にも財力的にも不可能です。だから大抵は担当を決めてその子を集中的にプロデュースしていく。

では、担当ではない子は?それは見えていないだけであって、どこかの誰かの前で何かとっても魅力的なことをやっているのです。

そんなことを、このイベントから感じました。


そうこうしてると、舞台裏美城常務武内P最後ポエムバトルが始まりました。

何を第一義とするかで根本から異なる二人は終ぞ平行線のままでした。しかし、アイドルはその平行線すら越えて行くと答えます

この言葉に、アイマスというコンテンツがどうしてこんなにも強いのか、その一端を垣間見た気がします。

美城常務武内P、どちらのプロデュースが正しいのか、このアニメはその決着を付けませんでした。どちらも正しいのです。

そして、二人は和解まではしなかった。和解なんて必要ないのです。ただ必要なのはアイドルたちは凄いのだというコンセンサスのみ。

なんとも力強い宣言ではないでしょうか。


ライブシーンです。

遂にきました「生!ハムメロン!」そして、3話を踏襲した演出でありつつも、その時は見えていなかった観客の表情がしっかりと見えている。

これだけでもう十分です。泣きます

フル尺のダンス?デレステで見れる。そんなことよりも、袖から見守る美嘉や、ステージを終えて「いい笑顔です」と言われたときの3人の表情のほうがずっと大切なんです。

作画開放的意味では後半のほうが注目されてるのでしょうか。実際ものすごいカロリーかけてましたし。

さておき、新曲タイトルに@がついてるということだけで、もう感慨深い。また歌詞の中でシンデレラというワードが出てきました。

これは、最初テーマ曲であるお願いシンデレラ以来。どういう意味が込められてるかはおいおい考察していきたいところです。

カーテンに映るシルエットから始まるステージ演出は劇マスのM@STERPIECE、後半ダンスをせずに並んで歌ってるのはアニマス最終話私たちはずっと…でしょうのオマージュでしょうか。

(そういう意味では円盤修正でも体の揺れだとか細かい動きが加わってるくらいでガッツリ動いてるとか無いんじゃないかと思います。)

ライブシーンの合間合間にステージセットや照明器具、客やスタッフなどを描くのはアイマスの特徴じゃないでしょうか。

こういう描写によって、ステージ実在感(夢や幻想の類ではないのだということ)を表現してるんじゃないかと思ってたりします。

それと、指先の動きに本当に力を入れてます。「自分ますエールに変わる」のとこの智絵里の指先の動きとか、ゾクゾクするくらい良い。


そして、エピローグCPには2期生が入ってきて、ということは1期生は解散したということでしょうか。メンバープロジェクトの枠にとらわれずそれぞれの活躍をしているようです。

コレです。コレが見たかった。

平行線を越えていくアイドルの可能性、それを追求していくうえでプロジェクトの枠組みにこだわることは小さすぎる。ならば、解散しつつもCP活動で得たものを胸に進んでいくというこの美しさ。

765プロという枠組みは壊せなかったがためにアニマスでは描けなかった、ミリオンでもSideMでも描けない、346プロというもうひとつ大きな枠組があるシンデレラのみが描きえたエンディングです。

そして、このエピローグプロローグでも有ります

そのことを如実に表しているのが、最後の春ライブのシーン。

先輩から受け継いだ衣装で歌うのはお願いシンデレラ、すなわちシンデレラガールズとして最初に出たテーマ曲です。

自分たちシンデレラガールズと呼び、この曲を歌うことで、1話再帰するとともに、その先にも遥かに続く大きな流れを想起させます


こうして、アニメシンデレラガールズは終わりましたが、シンデレラガールズというコンテンツは歩みを止めません。

モバマスにて配信しているボイスドラマNO MAKE最後にて凛はプロデューサーに言います。「置いてくよ」と。

「それは、困りますね」彼女らについていくため、私達も精一杯走らねばならないのです。

記事への反応 -
  • いやーひどい最終回だったな! 2期に入ってから脚本は暗いし散々なアニメになったのに見苦しい言い訳を続けて来た擁護派の連中もさすがに死んだろ! やっぱ女の感性でアニメ作ら...

    • ドーモ、信者です。 煽りじゃなく、純粋な質問なのだろうと仮定してお答えします。 最終回、とても良かったと思いました。 これまでの総括として、また、これからのはじめの第一歩...

      • デレマス最後まで見たけど、凡作だったな 演出だけで脚本が普通すぎるというのは一期の頃から変わってない 一期は良かったけど二期は駄目って奴らは、暗い話は嫌だって言うだけのカ...

        • 一人制服姿でステージに立った島村さんを見たら、 「まさか引退か?」 とファンは不安になってとても声援なんてかけられない、 みたいな分析をしてる人がいて、納得してました。 ...

          • http://anond.hatelabo.jp/20151020114456 一人制服姿でステージに立った島村さんを見たら、 「まさか引退か?」 とファンは不安になってとても声援なんてかけられない、 みたいな分析をし...

            • 卯月が仲間の声援で復活したってマジで言ってんの? 読解力無さ過ぎだろ。

            • ファンとの関係についての描写が足りないのは同意。 楓さんの話ではちゃんと描いてたんだから、 あれを踏襲する形でニュージェネも描くのかと思ってたのに そのあたり全体的に弱い...

      • 深夜テンションで書き上げた長ったらしいだけのポエムを読んでくださったようで、まずは感謝です。 感じ方は人ぞれぞれで良いのですが、こちらの書き方が良くなかったのもあり齟齬...

    • http://anond.hatelabo.jp/20151019084635 22話から24話はアホか死ねとおもったが最終話は悪くなかったで。

    • むずかしい話はこれでおしまいにして アイカツやプリパラでやってるみたいなライブステージだけの劇場版とかできないものかなあ

    • 言うほど悪くはなかったと思いますけどねー。

    • はぁ? 神アニメ少年ハリウッドの原作脚本は女だよ

      • 少年ハリウッドが良いアニメなのは認めるけど 女性スタッフにとって男アイドルと女アイドルとじゃあ思い入れが違うのかもしれないとは思う

    • デレマスアニメ評判いいと思ってたけど、ダメだったの? ブコメトラバ見る限り、1期はよかったけど2期はダメだったってことなの? なぜ無印アイマスアニメ(非ゼノグラシア)になれ...

    • 2期はなんだか見ていて辛い気持ちになる話が多くて、途中で見るのやめてしまった。 特につらかったのは「カエルさんっ・・カエルさんっ・・」ってずっと言ってる子で、レイプされ...

    • ライブシーン、フルで1曲やって欲しかった ダンスもしょぼすぎ ラブライブ!のスノハレライブ見習って欲しい

    • デレマス最終回見たらみくりーなが別れてたんだけど! なんで!? 19話は何だったの!? 裏で掛け持ちしてるはずとか根拠のない妄想は結構です 最終回であの描写じゃ少なくとも*メ...

    • オタクの本質ヘイト主義 また証明されてしまったね

    • 1話簡潔の話では良いところは結構あった。 ただ、全体を通して見ると、突発的な心境の変化は理解に苦しむ。 最終回では常務とPとの溝は埋まることもなく、大人のどす黒い派閥争いを...

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