2013-10-19

上小阿仁の件で同県の住民が一言いっとくか

秋田県 上小阿仁村かいう「医者追い出し村」の実態wwwwww

http://www.mudainodocument.com/lite/archives/54639402.html

 

上小阿仁村の一件がたびたび話題になっているのは、「赴任する医師が何度も変わるくらい怖いところ」という噂がひとり歩きしているから。

たいして話題にもならない私の住んでる同県自治体の話をしようと思う。

から20~年くらい前、公営の歯科医院ができることになり

元々はこの自治体出身で、東京大学病院で働いていた若い医師がわざわざAターン(笑)で赴任した。

うその人は生きていない。数年前に心不全で死んでしまたからだ。それとは別にずっと鬱病を患っていた。

 

スレ文と私の自治体とを照らしあわせてみる

無医村医者も呼べない村長最初から住民にナメられるという

不文律があるンゴwwwwwwwwwww

上小阿仁村人間にとっては、医者いじめて追い出すより、

医者がいない無医村である

蔑まれることのほうが嫌ンゴwwwwwwwww

いや秋田県民にとっては

無医村という蔑みは堪えるンゴwwwwwwwww

ジレンマンゴwwwwwwwwwwwww

これは本当。

上小阿仁も私の自治体も、車で30分程度の場所総合病院がある。大きな怪我をしたり、長期的に病気を患っている人はここへ行く。

住民的には「別に診療所なんてダサい使わないか関係ないけど~、無医村って言われるとすごくダサく見えるんじゃね?」みたいな感じ。

私の自治体は公営歯科医院の他に公営診療所もあった。

診療所に赴任した医師は他県出身の人が多く、時には上小阿仁と同じ頻度で変わっていた。

でも「また医者変わるんだって~」「ふーん」、もしくは変わったことを知らない人すらいる。

歯科医師はこの自治体出身ということもあり、耐えちゃったんだと思う。

 

第一、秋田県民は基本的に

人に頭を下げることを嫌うンゴwwwwwwwwww

「治してください」というより「治せんだろ」って感じで

医者にかかるンゴwwwwwwww

もうここの住民は最初から公営診療所というもの馬鹿にしていている。

オラたちの診療所にわざわざ赴任する医者なんかどうせたいしたことないヤブだと思ってる。

「治せんだろ」→「どうせ診療所でなんか治せない」→「治せない医者はヤブ」

診療所意味をわかってないんだと思う。

 

秋田県民にとっては「医者にかかる」=「薬をもらう」ことだか

それは仕方がないンゴwwwwwwwww

これもマジ。薬を減らされると不安なっちゃう人が多い。

なんでもいいから貰った薬を飲んでおけばとりあえず安心で、薬を出さない医師はヤブとみなす傾向がある。

 

ということを踏まえて、歯医者の話を始めます

 

根拠なくヤブ医者扱いされる

同級生や周りの大人たちは、あの公営歯科医院を利用していると聞くと微妙な顔をする。

「ヤブでしょ?」「となり町の歯医者民間経営)の方がしっかりしてるよ」

私はその歯医者以外行ったことがないので違いがわからない。その人達も一度も公営歯科を利用したことがないから実態はわからない。

でも「こんなとこに来るくらいだから絶対ヤブ医者」というレッテル貼りはずっとあった。

同級生の中で公営歯科を利用していたのは1割程度で、他の人はみんな隣町の歯科へ行っていた。

※余談だけど、実際この医者の腕はまともで、他県に出てみるともっとひどい歯医者はたくさんいた。

歯医者になっても扱いは中学生の時と同じ

この歯医者努力の人だった。家業飲み屋だったが、勉強して国公立医大歯学科に入学した。

うその店はとっくの昔に畳んでいるのに、歯医者になっても周囲の大人と同級生から飲み屋の息子」と言われる。

飲み屋の息子」に歯医者なんて仕事できるはずもない→ヤブ という偏見もあった。

ここに住んでいる人たちは一旗揚げて帰ってきた人にやさしくない。昔のポジションで付き合いたがる。

 

職場いじめ

歯医者は意外とベッドに座らされてから待っている時間が長い。医者が何らかの用で席を外したとき歯科助手のお姉さんは私へこう尋ねた。

先生キモくない?」そしてニコニコ笑う。

質問意味がわからなかったので、素直に「わかんないです」と答えると、すごくつまらなさそうな顔をした。

多分アレは嫌なものを共有しようと話を持ちかけたんだと思う。

先生がいなくなると、歯科助手のお姉さんたち4人くらいは先生の悪口を言い始める。ハゲとか息が臭いとか。それでクスクス笑う。

権力を持った男の人が一人いると、下につく複数の女の人が徒党を組んでその男バッシングする的なアレ。

確かに頭髪は薄かったけど、息はくさくなかった。なかなかファニーな外見だったけど気持ち悪くはなかった。

 

人事決定権が歯医者にない

そういう歯科助手をやめさせようとしても、医師にはできない。

なぜなら、公営歯科で働いている助手のお姉さんたちは全員ぶっといコネで入ってきているから。

こういう田舎自治体ではコネがないと公営の職場で働くことなんてできない。幼稚園もそう。

大体が議員から推薦状持たされて入ってくる。そんな人達をクビにしたら「俺の面子が」という話になってくる。

さらに不幸なことに、事務のお姉さんがちょっとした横領やらかした。でもクビにできない。

 

 

などの状況が合わさり、数年後に歯科医師は鬱を発症した。

けれど仕事はちゃんとしていた。医師の都合で休院になった日はなかった。責任感の強い人だったんだと思う。

自分の生まれ育った自治体だし、何か役に立てるかもしれないと戻って来たんだろうけど、結果逃げられなくなってしまった。

家人がこの医師を他の場所で見かけたとき、元気がなく、ぐったりと肩を落としていた、と言っていた。

ずーっと長い鬱を経て、ある日ぱったり亡くなってしまった。

この歯科医院を利用していた人は悲しんだだろうけど、大体の住人は利用していないし、ヤブだと信じてているから「へー」くらいの反応だった。

ヤブと言っていた住人も、働いていた歯科助手も、医師を呼び寄せた有力者も、誰ひとりとして「あの医師が亡くなり、自分にも少しだけ非があるのかもしれない」なんて思っていない。

だって直接的に何かやったわけじゃないから。鬱になったのは医師勝手にそうなったんだし、心不全勝手医師がそうなって死んだみたいな感覚

 

今は診療所歯科医院ともに常勤の医師はおらず、外部から招聘した医師が診察にあたっている。上小阿仁に赴任した医師は逃げて正解だったと思う。

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