はてなキーワード: 遠距離受信とは
今日、久しぶりにラジオをつけっぱなしで作業をしていたら、堀江由衣のラジオがやっていた。まだやってたんだ!という発見をしてしまい嬉しかったが、同時に尋常ならざる懐かしさが胸を襲った。
オープニング曲を聴いたら一気に10年分の時が巻戻ったような気がして、全身清々しい空気が満ち溢れた。楽しかったころを思い出して気持ちが高まった。しかし、特段キッカケもなく、現実に引き戻される。自分が終わり無き日常を生き、道に迷っていることが思い出され、悲しい気持ちでいっぱいになった。
あれは、中学生のころ、僕はアニラジが大好きだった。なぜ好きだったのかと問われれば理由は分からない。中学生独特の家庭の内外で抑圧された鬱屈した気持ちのはけ口だったのかもしれない。当時はインターネットも使えなかったので、ラジオを窓辺に置いて手当たり次第にラジオを聴いていた。改編期の新番組スタートで堀江由衣の番組が始まったときにたまたま聴いていた。アニメが見れる環境ではなかったので声優という仕事は知っていたが、どんなアニメに出ているかは知らなかった。番組はたどたどしい喋りで進行していたのを覚えている。いま振り返って見ればアイドルのラジオってこんなもんだよね。
当時は、堀江由衣のラジオを聴くのがよっぽど楽しかったのだと思う。ナイターシーズンには野球を親の仇と言うほど恨み、番組を決して聞き逃さぬように遠距離受信で聴いていた。確か、文化放送、東海ラジオ、ラジオ大阪の3局でしたっけ、東海ラジオが文化放送より一日早く放送するので土曜の夜は必ずラジオの前に居たなあ。遠距離受信を確実に綺麗に聴くために、徹夜で外付けアンテナを自作したり電波の伝わり方を調べたりして、今では考えられないくらいの情熱で勉強して行動していたっけなあ。修学旅行にいくときにはどうしてもラジオを録音したかったので、市販のタイマー装置を改造して特定の曜日だけ録音できるように電子工作したりもしたなあ。文化放送と韓国のラジオが同じ周波数で混信を起こすので、どうやったら除去できるかを試すために庭に穴を掘って電極を埋めたり、巨大なアンテナを作ったりもしたなあ。親には何でこんな大掛かりなラジオが楽しいのかと聞かれたけれど、声優のラジオを聞くためとは答えられず、「んー。外国のラジオを聞くため」なんて言い訳していたなあ。
その後は、ラジオ好きが高じてソレ系の専攻を進んでいくところまでいってしまい、人生の方向性が決まってしまった。いま思えば、人生に影響を与えた人は堀江由衣ということになってしまうのか。それも発言や行動を通してではなく、ラジオで放送したという事実で。
ストリートビュー反対派増田だけど、ヤンキーに例えるのはgoogleを悪く言いたいだけに思える。
冷静に見て、Googleの検索やGmailは便利に使えるサービスなわけだし。
ただ、どのサービスも犯罪に悪用される可能性はあるんだけど、ストリートビューの場合はその可能性が特に高いこととか、個人の趣味嗜好が不特定多数に明らかになる可能性が高いこと何かが問題なんだよな。
ちょっとマニアックな例えを挙げると、テレビアニメの遠距離受信(地方からテレビ東京を見るなど)をしている人は、ストリートビューで家の屋根を見ればすぐ分かるし、
衛星放送を契約してるかとか、アマチュア無線をやってるとか、スポーツカーを複数台持っているとか、園芸が趣味とか、子供がいるとか、まあ家を見るだけで分かる趣味・属性っていうのは思ったよりたくさんあるんだよ。こういうのが実際に行かずして見られるというのは、営業的に使われることもあるだろうし、オレオレ詐欺の下調べに使われることもあるだろう。
家は既に分かっているんだから、ダイレクトメールを出すのも簡単だし、直接営業に行ってもいい。
痛車や珍しい車を持っている人は簡単に自宅が特定されるリスクがあるし(例えば、既に話題になっている荒川区の人とか)、個人を特定する情報の一環として悪用される可能性が高すぎる。
あと、自己申告でモザイクや削除と言っている人もいるんだが、その場合の問題は
ネットを見ない人、ストリートビューがあるのを知らない人の存在だと思うんだ。
オレオレ詐欺で「○○の車の調子はどう?」と、赤の他人が知らないはずの自分の家の車種を言い出したりしたら、ストリートビューの存在を知らない人にとっては本人認定に近くなる。
検索やメールは、知らない人・使わない人が不便をするだけですむけど、ストリートビューはその存在を知らない人へ与える影響が大きすぎる。
そういう情報リテラシー的な問題も解決できないと難しいと思うんだよな。