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2015-01-26

物語には、穴に落ちて這い上がる話と、穴に落ちて這い上がれない話

http://anond.hatelabo.jp/20150114231342

しかないよ畢竟、とハルキは言った。

穴に落ちて這い上がる話と、穴から這い上がれない話の二つしかない、という主張、直感おかしいのがわかるだろう。

まず、その他の話がある。

群像劇叙事詩的な話はどうなんだ、登場人物Aが勝って登場人物Bが負ける話はどっちなんだ、と。

その他の話を除けばいい。例外は除いて考えよう。

除いたあとで穴に落ちて這い上がる話と、穴から這い上がれない話、とに分けよう。

登場人物Aが勝って登場人物Bが負ける話を、登場人物AかB、どちらかを主人公とみなして、どちらかを小道具見立ててれば確かにどちらかのハコにいれられる。

直感は解決されただろうか?

されない。

間違ってはいない。

しかし、その分類に果たしてどれだけ意味があるだろうか。

まず、波瀾万丈、という言葉があるように、主人公は上がったり下りたりする。禍福は糾える縄の如し。

上がったところで終われば確かにハッピーエンドに見える。

もしも毒りんごで殺されたところで終わってしまえばバッドエンド。

生き返って王子結婚したところで終わればハッピーエンド

だが、その後を追い続けて、喧嘩の絶えない家庭になって、そこで切ればバッドエンドである

人間万事塞翁が馬

バッドエンドとハッピーエンドは紙一重である

登場人物が全員死んでしまうような1ページを最後に追加することもできるし、

死んだはずの主人公不思議なことに何故か生きていた、と書くこともできる。

無敵の殺人鬼を死に物狂いで倒したホラー映画主人公たち。ハッピーエンドだ。

だが、稲光をバックにヤツの死体が動くカット最後に付け加えたら?

(see also 井伏鱒二の「山椒魚」の改稿)

試写会のA/Bテストラストが変わった映画の話などよく聞くではないか

「昨日の忘年会料理どうだった?」

最後にデザートが出たよ」

 きのう君が行ったのは焼肉屋だったろうかフレンチだったろうか。

 鍋料理だろうが中華だろうが、アイス杏仁豆腐かなにか、最後に甘いものが出てきてもおかしくない。

ハッピーエンドか否かによってその物語がどういうものであるか知ることはできない。

冒頭の二分法を受け入れるのに直感的な抵抗が生じるのは、それゆえかもしれない。

7 おまけ

 もうひとつ

「助けの必要負け犬が主役のストーリー」と「お仕置き必要成功者天罰が下るストーリー

 という二分法もあるそうだ。

 これは中身に言及があるという点で、ハッピーエンドかどうか、という分類にはない特長がある。

 だけど、やっぱりこれも物足りないんだ…

 前者の方が圧倒的に多くて、後者はあんまり見かけないよね?

物語には、穴に落ちて這い上がる話と、穴に落ちて這い上がれない話しかない。とハルキは言った

http://anond.hatelabo.jp/20150114231342 <h3>o- *</h3>

穴に落ちて這い上がる話と、穴から這い上がれない話の二つしかない、という主張、直感おかしいのがわかるだろう。

まず、その他の話がある。

群像劇叙事詩的な話はどうなんだ、登場人物Aが勝って登場人物Bが負ける話はどっちなんだ、と。 <h3>o- *</h3>

その他の話を除けばいい。例外は除いて考えよう。

そのあとで穴に落ちて這い上がる話と、穴から這い上がれない話、とに分けよう。

登場人物Aが勝って登場人物Bが負ける話を、登場人物AかB、どちらかを主人公とみなして、どちらかを小道具見立ててれば確かにどちらかのハコにいれられる。 <h3>o- *</h3>

直感は解決されただろうか?

されない。

間違ってはいない。

しかし、その分類に果たしてどれだけ意味があるだろうか。 <h3>o- *</h3>

まず、波瀾万丈、という言葉があるように、主人公は上がったり下りたりする。

上がったところで終われば確かにハッピーエンドに見える。

りんごで殺されたところで終わってしまえばバッドエンド。

生き返って王子結婚したところで終わればハッピーエンド

だがもし、その後を追い続けて、喧嘩の絶えない家庭になって、そこで切ればバッドエンドである。 <h3>o- *</h3>

バッドエンドとハッピーエンドは紙一重である

登場人物が全員死んでしまうような1ページを最後に追加することもできるし、

死んだはずの主人公不思議なことに何故か生きていた、と書くこともできる。

井伏鱒二の「山椒魚」の改稿を見よ) <h3>o- *</h3>

「昨日の忘年会料理どうだった?」

最後にデザートが出たよ」

 焼肉屋だろうが鍋料理だろうがフレンチだろうが中華だろうが、最後アイスかなにか出てきてもおかしくない。

ハッピーエンドか否かによってその物語がどういうものであるか知ることはできない。

冒頭の二分法を受け入れるのに直感的な抵抗が生じるのは、それゆえかもしれない。

<h3>o- *</h3>

 もうひとつ

「助けの必要負け犬が主役のストーリー」と「お仕置き必要成功者天罰が下るストーリー

 という二分法もあるそうだ。

 これは中身に言及があるという点で、ハッピーエンドかどうか、という分類にはない特徴がある。

 だけど、やっぱりこれも物たりないんだよな…

 前者の方が圧倒的に多くて、後者はあんまり見かけないよね?

2014-05-24

曲名が思い出せない

雑誌を購入するなら三番目がいいとか、

目薬を点すと間抜けな顔になるとか、

井伏鱒二の顔に落書きをして泣かすとか、

石鹸がなくなりかけたら合体させてでかくするとか

そんな感じの歌。

2008-01-07

最近小説を読まない

小説よりノンフィクション社会科学系の本を好むってのもある。

小説そのものを読まないってわけじゃないけど、読むのは教科書に載ってるレベル小説家ばかり。

たとえば芥川龍之介菊池寛井伏鱒二太宰治中島敦……などなど。

村上春樹すら一冊も読んだことがない。

これってけっこう恥ずかしいことのような気がするのだが、「最低限1冊は読んどけ」って最近小説家はいるのかな?

教えてはてな匿名ダイアリー

2007-06-28

http://anond.hatelabo.jp/20070628140542

私は小学校低学年のころ、ドリトル先生シリーズに夢中だったよ。

いまも大好きだ。井伏鱒二も大好きだ。

乱歩は当時、表紙が怖くて怖くて…でもいまは大好きだ。

2007-02-11

http://anond.hatelabo.jp/20070211022202

パタリロ

花に嵐のたとえもあるぞ。

サヨナラだけが人生だ。

の部分だけを見て知っていたがフルバージョンがあったとは

しかも元ネタ漢詩とは

しかも訳が井伏鱒二とは

うん。良い詩だね。

http://anond.hatelabo.jp/20070211021212

なんとなく思い出したので紹介。

唐の詩人、于武陵による『勧酒』

勧君金屈巵

満酌不須辞

花発多風雨

人生足別離

井伏鱒二による訳

コノサカヅキヲ受ケテクレ

ウゾミナミツガシテオクレ

ハナニアラシノタトヘモアルゾ

「サヨナラ」ダケガ人生

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