■ピンク色の駅舎は、オタクの聖地ではない。

「ひどい発言」大物ラッパーが“町おこし”駅コラボを「気持ちわりぃ」一刀両断で「嫌いになったわ」批判集中

https://news.yahoo.co.jp/articles/124a36c0ddec199151c8f21c303d9d328a687441

恋山形駅。

ピンク色のデザインが、完成10年以上の時を経て、なぜか今さら炎上した。萌えキャラを使った町おこし、オタクの聖地だと誤解されているようだ。

しかし、同県の出身者として言わせてもらうと、あれはカップル向けだ。おそらく女性ウケを狙ってピンク色に塗ったのであり、オタク男性を客層に据えているわけではない。

(少なくとも自分はそう思ってきたし、地元メディアの報道もそういう扱いだった。私が現地に行ったときには、県外ナンバーのカップルたちが来ていた)

たしかに、駅のホームには鉄道むすめのキャラクターが描かれてはいる。電車の車窓から見れば、そこが目立つかもしれない。

しかし、全体を概観すれば、「恋がかなう」というモチーフだ。恋愛成就のポスト、鐘、絵馬などが設置してある。若い女性が喜びそうなもので、あの萌えキャラとは特に関係が無さそうだった。

要するに、恋山形駅がピンク色に塗ってあるのは、萌えキャラと「コラボ」しているからではない。

その意味では、あのデザインを非難する人たちは的外れだったし、擁護派もその事情を分かっていないと感じた。

Permalink | 記事への反応(2) | 07:15

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