2024-09-15

すでに「女性資源化」が人間以外の女性でも進行している

日本フェミニスト経済学大会 男性中心の資本主義による「女性資源化」に警鐘

https://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/2024/09/05/gender-167/

 会場に衝撃を与えたのは福永さんの「あわいものから見る世界サーモンエコフェミニズムの交わるところ」だ。「あわい」は古語の「合ふ」からくる言葉で、ここでは自然と人工の境界曖昧になってしまった生物を指す。福永さんは「サーモン」という名称販売されている食品が、今や「鮭」ではなくなっていると指摘する。

 安定した食味、色、脂肪を求める消費者に応えて「おいしいサーモン」が生み出されている。求められる味、画一性、サイズ調整などを可能にするバイオ技術は、成熟しない不妊のメスだけを増やす「全雌3倍体」や、「生むこと」の商品化である「ちがう種を孕むニジマス」など、人間以外の生物に多大な負担を強いている。そしてそれを食べることで私たち自分身体に不自然ものを取り込んでいるのだ。

 福永さんはこの状況をもたらしてきたグローバルフードシステムリスク限界を指摘し、「新しい食の様式」を模索する「人間らしさとあわいの倫理」を示した。

 労働ジェンダー研究を専門とする伊田久美子さん(大阪公立大学)は福永さんの報告に「資本主義はここまできたか人間以外も含めて女性資源化が進行しているということをあらためて感じた」とコメント岩島さんはセッション最後に「人間環境ウェルビーイングという視点によって、伝統経済学が前提としてきた人間概念を捉え直す内容となった」と成果を語った。

改めて、危機的な状況と言わざるをえない。

  • んなこたーない、と言わざるをえない🐊

  • 植物にもフェミニズムが適用されるようになったら人類終わるな

  • ワイが死ぬまである程度まともだったらこの世界のことなんかどうでもええで!!

  • 実はうなぎでも問題になっていて、 従来、蒲焼きで食べられるうなぎはほぼオスだったんだよ。 それが、オスのうなぎを生育時にメス化させる方法が見つかって、メスうなぎとして商品...

    • めちゃ参考になった

    • フェミニスト的にはトランスメスはメスではないので、何ら問題ありませんね

      • ヒトのトランスメスは生殖能力のない偽メスだけど、 うなぎのトランスメスは生殖可能な本物のメスなんだよ。

  • これ「メスが大幅に生存に有利になり、オスは利用もされず虐殺されるようになった」という問題じゃないの?

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん