2024-01-23

なぜなぜ分析のやりかた

1.経緯を把握する

・初めに、問題が起こるまでの一連の経緯を把握します。

なぜなぜ分析をやるということは、あなたあなたの周りでトラブルがあったという事例がほとんどだと思いますので

それほど苦労することはないでしょう。

 

2.結論を設定する

・原因を掘り下げる前に、まず「全部私が悪いです」というゴールを決定します。

以降の分析はそのゴールに着地できるよう、常に意識して進めましょう。

 

あなた責任がなかったとしても、それを上司に納得してもらうことはまず無理です。

上司あなたに「なぜなぜ分析をやれ」と指示した場合、それは「お前が悪い。お前が責任を取れ」という意味です。

説明すればするほど、責任逃れととらえられる可能性が高いでしょう。

 

あなたが客先に常駐している場合、原因が顧客顧客先の環境であっても、それを書くのはやめておきましょう。

お金をもらってお仕事をいただいている弱い立場である以上、顧客業務プロセス設備に口を出して、変えてもらえる可能性は皆無です。

 

3.5つの「なぜ?」を埋めてみる

・1でまとめた経緯と、2の結論をもとに「なぜ?」を記載してみましょう。

最初は流れがつながらなかったり、5つ全部が埋まらなくともよいです。

 

4.経緯を簡略化する

・「なぜ?」がうまくつながらない場合、うまくつながるように発生までの経緯を見直しましょう。

事実にこだわらず、経緯が複雑だったり、登場人物が多いところは大胆に削って、シンプルストーリーしましょう。

もちろん、最初に決めた結論に到達できるようつじつまを合わせる必要があります

 

ほとんどの場合あなた上司あなた業務内容を全く知らないし、理解できるほどの知識もありません。

そしてあなたはそんな人達レビューを行い、分析結果にOKをもらう必要があります

内容を全て説明していたら、時間いくらあっても足りません。

レビュアーが頭を使わずスムーズに飲み込めるような単純なストーリーを作りましょう。

 

5.再度「なぜ?」を分析する

見直した経緯をもとに、なぜなぜ分析をやり直しましょう。

ややこしくなるので、見直す前の経緯は意識的に忘れるようにしたほうが良いかもしれません。

 

6.再発防止策を決める

・再発防止策は、極力実作業を増やさないような、単純な内容にしましょう。

チェックリストを作る」はあるあるですが、実効性はさておきレビュアーに対するわかりやすさと作業の単純さの点では、決してバカにできません。 

 

作業プロセスを変えれば対策できる場合でも、それに付随する

マニュアル修正前後作業への影響、他の作業者への周知などを考えると、影響が大きくなる場合があります

それらに不備があった場合、また作業ミスが起き、再びなぜなぜ分析へのループに陥る危険性もあります

 

7.レビューを行う

・「簡略化した問題発生までの経緯」「なぜなぜ分析」の2つの資料をもってレビューに挑みましょう。

説明資料ベースで行いましょう。改ざんしていない本来の経緯を出すと話がややこしくなります

 

レビュアーが変なやる気を出さないことを祈りましょう。

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