2023-06-25

東京で16年過ごして九州へ帰って来た

大学から東京に出て来て、すっかり馴染んでいた。

しかし両親の死去により祖父母精神的に弱ってしまい、心配田舎に帰ることにした。

何より自分自身も、コロナ後遺症なのか咳や蕁麻疹に悩まされ仕事どころではなくなっていた。

これまで2回転職経験したが、いずれも教育業界にいた。

子どもでも大人でも常に教育は大切で、社員に対する研修自己研鑽に対する補助も充実していたところでしか働いて来なかったせいで、紹介された地元企業入社して驚いた。

「うちは新入社員への研修を1日やるだけだから。中途の人は誰かに教えてもらって」

ところが普段業務を「教える」という経験したことがない人ばかりで、何を伝えればいいのか分からない。

もちろんマニュアルなんて存在しない。

私も何から聞けばいいのか分からず、隣で見ながらメモをし、何か新しいことをするときに「何をするんですか?」と聞きに行く。

面倒くさそうにされ申し訳ない。

長く勤めた職場では、毎年何かしらの研修があった。

3年目5年目などの節目の研修や、個人向け営業研修、これから部下を育成していく人のための研修

事前に課題もあるし研修後のレポート上司にチェックしてもらわないといけないなど、普段業務を行いながら並行して受けるのは大変だったが、あれがあったか仲間意識も生まれたし、会社理念方向性私たちにどうなって欲しいか自然と頭に入り身についていたのだと思う。

管理職向けのハラスメント研修なんて上司たちが嫌々ながら受けに行っていたのを見ていたけれど、それでもあのおかげでハラスメントによる相談や離職はあまりいたことがなかったんじゃないのか、と今ならわかる。

東京に残してきた皆に言いたい。

研修、あってよかったんだよ。

大変だったけど。

営業なのに新規のお客さんが獲得できないまま10年経ったっていう40代の人にこっそりセールスコーチングをしていたら、新規契約を取ってこられて楽しくなったよ。

これからもずっと、教育可能性を信じて頑張っていくよ。

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