2023-04-01

東工大女子枠導入を批判してる奴は馬鹿

東工大2024年度の入試から一般入試の定員を削減し、定員100人ほどの「女子枠」を設置する予定だ。

これは、東工大学生に占める女性比率が低いことを鑑みて、女性比率を増やし、多様性を確保しようとした試みだ。

女子枠は一般入試よりも科目数が少ない代わりに面接がある。また、一般入試との併願が出来、両方合格した場合女子枠の合格が優先される。

これに対して、「女子枠の設置は男性受験生への差別である」という批判が一部から出ている。しかし、それは全くの誤りだ。

まず、一般入試の定員が減るのは、男女ともに変わらないのだから、完全に男女平等である

次に、女子枠の設置によって男子合格しにくくなることはない。むしろ合格やすくなっている。

まず、ある男子入試順位が、一般入試の定員に入った場合を考える。この場合女子枠の有無とは関係なく、この男子合格する。

続いて、順位が定員に入らなかった場合を考える。一般入試合格者が女子枠でも合格した場合、定員に空きが生じる。

したがって、この男子女子枠がない時よりも合格やすくなっている。

また、「従来の定員では合格圏内だった男子不合格になり、合格圏内に入らなかった女子女子枠で合格する可能性があるから平等だ」という意見がある。

これは全くおかしい。

そもそも一般入試女子枠は異なる入試区分なのだから難易度などを比較するのは全く無意味だ。

たとえば、経済学部文系区分理系区分で受けられる大学があるが、理系区分合格した受験生に「あなた世界史受験したら落ちていた」などと言っても無意味である

女子枠は一般入試より簡単だとか、偏差値が下がるという意見もある。

しかし、科目数が少なかったり、問題簡単であることと、入試難易度関係ない。

たとえば、多くの私大医学部入試問題は、旧帝国大学入試問題よりも簡単であるが、入試難易度旧帝国大学の非医学部よりも高い。

そもそも繰り返しになるが、異なる入試区分難易度比較するのは意味がない。

女子枠は女子しか受けられないか男性差別だ」という意見も全く間違っている。

そもそも男子も従来通り一般入試や他の特別入試を受けられるのだから、何ら差別存在しない。

そもそも特別入試なのだから受験資格一般入試と違うのは当たり前である

留学生向け試験日本人は受けられないが日本人差別だなどと言う人はいない。

企業などでも、障害者枠を設けている所があるが、これを健常者差別だなどと言う人はいない。

受験生目的は、「願書を出すこと」や「試験を受けること」ではなく、「大学入学すること」なのだから、そこに差別が生じていなければ何の問題もない。

  • 東工大の定員1000人のうち、900人が一般入試、100人が女子枠になると仮定しよう。 これが、1000人のうち800人が一般入試、200人が女子枠だったとしても、増田の意見はきっと揺るがないだ...

    • たしかに1000人のうち500人が女子枠だったら意見は揺らぎますね。 その程度のことで意見が揺らぐにもかかわらず、女子枠導入の批判者を馬鹿扱いしたことに対して土下座で謝罪します。

  • anond:20230810103757 anond:20230401133100

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