素直にYMMを使えというのは当然だけど、結構面白いのであえてダヴィンチにしている
割りとどこにでもある動画編集ソフトにあるはずのものがないので、自作だったり高価なプラグインを駆使する必要がある
ダヴィンチがおかしいのは、動画や画像といった素材の管理だと思う。素材をドラッグ&ドロップして取り込んだ後、その元ファイルをリネームしたり移動すると、ダヴィンチ側はそれを見失ってしまう。こうすると一々そのファイルの場所を再指定する必要があるのだが、膨大なファイルを移動してしまうともはや取り返しがつかない。結果、古いデータが再利用しづらい問題がある。これはプロキシを作っても変わらない。
この仕様のせいで迂闊に素材を取り込むことができない。なので素材の管理を徹底した上で取り込むというちょっとした準備が必要。それでもデータは壊れるが
あと、テキストの融通が効かなさすぎる
複数のテキストクリップを一括でフォント変更する、ということが難しい。しかもダヴィンチには字幕、テキスト、テキストプラスという3種類のテキストがあって、これらで仕様がバラバラ過ぎる。例えばテキストだと一部だけフォントや色を簡単に変えられるけど複雑な装飾は苦手。
逆にテキストプラスはかなり装飾を自在にできる反面、簡単な変更に恐ろしく手間がかかる。
字幕は装飾なんてものがなくて単色の文字列を素早く入れることだけに特化している。
これらを相互に変換したりすることはやや難しく、最初の選択肢を謝ると全部作り直しになる。
そんでもって図形の取り扱いが厄介すぎる。
ダヴィンチは基本的にタイムライン上で図形を描くことがほぼできない。それにはダヴィンチに統合されたFusionというAEのようなツールを駆使する必要がある。
ちょっとした三角形を入れるだけなのに、一々画面を切り替えて手作業で面倒くさいことをする必要がある。なので簡単なものならばテンプレに落とし込む必要がある。
全体を通してみると、ダヴィンチ・リゾルブってのは簡単な作業が面倒な動画編集ソフトだと思う。もちろん用途が合えば無茶苦茶簡単なんだが、日本人が好きなアニメ効果的なものをダヴィンチは大の苦手としている。
ようはパワポ的な表現。やろうと思えばできるし、実際に合成音声と立ち絵を駆使した解説動画は作れている。けれど簡単に素早くできるかといえば難しいところも多々ある。
なのでダヴィンチでそういうものを作るのであれば、計画的に設定を組んで一気に作るしかない。
でも良い点もある