20代前半の女だけど、27までに子供を2人産んで30から資格を活かしてバリバリ働くという人生計画を叶えるため結婚相談所に入った。
Twitter廃人なので相談所関連のツイートもめちゃくちゃ掘ったんだけど
「男性がクソブスすぎる」「今まで自分がお目にかかったような化け物のような男性を見ることができる」「今日の新規会員やばい」
など、ここまで言うか?という倫理観がボロボロのツイートが多く見られた。
入ってみて確かに私も驚いた。
5人はなんで結婚できてないの?というレベル高めのイケメンor非常に清潔感のあるフツメン
10人は原石(くせ毛やら表情やら体型やらがやばいけどよく見たらいい顔をしている、磨けば光る)
60人はブサメン
15人はちょっとアレなブサメン(ピカピカに磨いたとしてもフツメンになれるかどうか怪しい)
…という感じで、確かにトータルで見るとブサメンのカタログという感じだった。
私が入って良かったなら入る、と言っていた友人にそのことをオブラートに包み報告すると
いやいや、と私が反論すると「じゃあ明日通勤の時電車とか街の中見てみな」と言われた。
言われた通りに次の日に通勤中街を見渡してみると、確かにそうだった。
街の中はブサメンだらけだった。マスクしていてもだいたい分かる。
わりと衝撃を受けた。私も含め、相談所に入る女性が男性のブサメンっぷりにびびってしまうのは
「普段は見えてもいないだけ」のブサメンが可視化されて驚きそして絶望する、というのが正しいんだろうと思った。
ある日の夜残業して退勤すると、駅にブサメンのサラリーマンがいた。
どうやったらその汚い眉毛を放って置けるんだ?髪の毛は一体どこで切ってるんだ?なぜドブみたいな色のコートをスーツに合わせる?と観察していたら、そのブサメンサラリーマンは自動販売機で水を買った。
そしてなんと彼は道端に寝っ転がってしまっている酔っ払いに声をかけてペットボトルを渡したのだった。
裾がシワシワのコートを纏う後ろ姿が輝いて見えた。
その時私は「こういう人と結婚したい」と強く感じた。もはやその人を逆ナンしたかったが、こんな時間だから早く家に帰りたいだろうなと自重した。
人にとって何が一番大切か気付かせてくれた彼には感謝している。
私が理想とする、「家族だけは何があっても絶対に味方だ」「自分は素晴らしい存在だ」と子供が無意識に思えるあたたかい家庭を一緒に築けるパートナーを探すことができたらいいなと思う。
この増田はもっと伸びるべき